気分をコントロールする香水の選び方
つける香水を選ぶとき、その日の気分に合うものを選ぶことが多いと思うけれど、香りの専門家によると、選ぶ香水によってその日の気分を「変える」こともできるという。
なぜなら香りを感じる嗅覚は、五感のほかの感覚と違って脳にダイレクトに伝わるから。香りが持つ力が脳に働きかけ、気分を変えることができるのだという。
どんな風に選べばいいのか、なりたい気分別のオススメの香りをご紹介。
気分を上げたい:シトラス系
なんとなくテンションが上がらないときや活力をアップしたいとき、選ぶべきはシトラス系の香水。
ティファニーやバーバリーなどのフレグランス開発に携わってきたフレグランスの専門家であるスー・フィリップス氏は、「柑橘系などのフルーティーで爽やかな香りは新鮮な空気を思い出させ、気分を高揚させるサポートをしてくれます」と米Popsugarで説明。レモン、ライム、オレンジ、タンジェリン、ベルガモットなどの香りが含まれた香水がオススメだそう。
集中力を高めたい:スパイシー系
大事な仕事にフォーカスしたいときや、なんとなくボーっとしてしまうときにぴったりなのが、スパイシーな香りの香水。
アメリカ発のフレグランスブランドGood Chemistryのディレクターを務めるグレタ・ペイゲル氏は、「スパイシーなハーブの香りは、注意力と集中力を高めることができます」と米Well+goodで話し、クラリセージやジュニパー、クローブ、シナモンなどの香りの香水がオススメだと明かした。
ロマンティックな気分に:バニラやサンダルウッド
デートなどのシチュエーションでロマンティックな気分に浸りたいときには、甘くて芳醇な香りや、オリエンタルな香りがぴったり。
その理由についてペイゲル氏は、「ロマンティックな感情は、心地よいノスタルジックなバニラやクリーミーなサンダルウッドなどの調香に刺激されることが多いです」と説明。そのほかローズの香りの香水も、ロマンティックな気分を高めてくれると補足した。
リラックスしたい:ラベンダー
自宅で過ごすときなどリラックス気分を味わいたいときに合う香りとして専門家が勧めるのは、ラベンダーの香り。
ラベンダーの香りをまとうことで、穏やかな気分に近づくことができるという。ちなみにラベンダーの香りは香水としてはもちろん、ルームフレグランスとして取り入れるのもオススメだそう。
気分に合わせて選ぶ香水の選び方。どの香水を使うか迷ったときには、ぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)