ガラドリエル役のモーフィッド・クラークがオーディションを振り返る
Amazonプライム・ビデオのドラマ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』でガラドリエルを演じるモーフィッド・クラークが、何の作品か知らずにオーディションに参加したことを米Empireのインタビューで明かした。
役に執着しないために、オーディションを受ける際は“受かるかもしれない”という期待はもちろんのこと、とくに何も考えずに参加すると話すモーフィッドは、最初に『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のオーディションを受けたとき、自分がどの作品の何の役のオーディションを受けるのか知らずに会場入りしたという。
「何のオーディションを受けるのか知らなかったんです。隣に座った人がこっそり、“これが何のオーディションか知ってる?『ロード・オブ・ザ・リング』よ”と教えてくれて、初めて知りました。彼女に一生感謝します」
子どもの頃から『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの大ファンで、原作の『指輪物語』を読んだこともあるというモーフィッドは、トイレに駆け込んで精神統一をしたそうで、「トイレの鏡に写る自分を見つめながら、『気を引き締めて!あなたはこのために何年もトレーニングしてきた。何をすべきがあなたはわかってる。あなたにはその血が流れている』と言い聞かせました。なんせ私は子どもの頃から『ロード・オブ・ザ・リング』を夢中になって見ていましたから」とそのときのことを振り返った。
ちなみに、無事、オーディションに合格したモーフィッドだが、ドラマの撮影地であるニュージーランドに到着するまで自分が何の役を演じるのか知らされていなかったそうで、「ニュージーランドに着いたときは、自分がガラドリエル役だということすら知りませんでした。ある種のエルフを演じていることは知っていました。セカンドエイジが舞台だということも。私は本を読んだことがあったので、勝手にセレブリアン(ガラドリエルの娘)を演じると思っていたんです。今思えばかなりおかしな話ですが、私は何も知らずにニュージーランドに行ったんです(笑)ほかのキャストも同じでした。みんな一緒にこの狂気の世界に飛び込んで、現地で知り合ったんです。到着して初めて、自分が演じるのが誰なのかを知り、当然ながら再調整をしなければなりませんでした。自分がガラドリエル役だということがいまだに信じられません」と米Varietyのインタビューで明かしている。(フロントロウ編集部)