アメリカで開催されている2022年のエミー賞で、イギリス人俳優たちにエリザベス女王の死去について質問。(フロントロウ編集部)

フレディ・ハイモア、エリザベス女王の死は現実感がない

 アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで、ドラマの祭典第74回エミー賞授賞式が開催中。出席した俳優のなかにはイギリス人俳優もおり、イギリスのエリザベス女王の死去について質問された俳優も。

 2005年の映画『チャーリーとチョコレート工場』でチャーリーを演じた元子役で、2017年からはドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』で主演を務めるフレディ・ハイモアは、米Varietyによるレッドカーペットインタビューで、「みんなまだショックで、それを処理しようとしていると思います。現実である感じがしないんですよね。女王は優れた人でした」とコメント。ここ数年はアメリカで過ごす時間も多いため、彼にとってはより一層実感するのが難しいのかも。また、チャールズ新国王については、「まだすべてのことが非現実的に感じます」と話した。

 アメリカ人のテッド・ラッソが、イギリスのプレミアリーグのサッカーチームでコーチになるドラマ『テッド・ラッソ』には、もちろんイギリス人俳優が多く、レベッカ役のハンナ・ワディンガムが女王の死についてコメント。

 女王の死を受けて、イギリスのロイヤルファミリーを描くドラマ『ザ・クラウン』が一旦撮影を休止したが、『テッド・ラッソ』も同様だったそう。父親と一晩中ニュースを見て、予想していたよりも動揺したというハンナは、「女王は私達の人生の一部でしたから。女王は祖母みたいな存在なんですよ」と、米ETのインタビューで話した。また、米Varietyのインタビューでは、チャールズ新国王は現在大きな責任を背負っているだろうとコメントした。ちなみに、『テッド・ラッソ』はコメディ部門で作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞を受賞。

 会場にはその他にも、ニコラス・ホルトやブレット・ゴールドスタインといったイギリス人俳優たちもいたが、インタビュアーからはとくに何も聞かれず。彼らはイギリス人だという印象が薄いのだろうか?

(フロントロウ編集部)

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