エリザベス女王とアン王女という母娘
1952年に25歳で即位した英国王室のエリザベス女王は、70年にわたる在位のなかで強い姿勢を見せたが、晩年はお茶目な性格やファッションセンスでも人気を博した。そんなエリザベス女王にはフィリップ王配との間に4人の子どもがおり、第2子のアン王女は唯一の娘。母娘として仲が良い姿も見せてきた。
アン王女は軍の将官、大佐といった地位を務めていたり、馬術が得意でオリンピックのイギリス代表になった実力を誇っていたりするため、それぞれの制服に身を包んだ凛々しい姿が人気だが、過去にはエリザベス女王と合わせたファッションも見せており、それらも素敵。
1988年には競馬観戦で2人ともイエローのコートと帽子を着用。行動やポーズまでマッチしてしまった、ジワるようなクセになるような瞬間は良すぎる…!
男性多めな家族写真では、女王と王女のワンピースが映える。
リンクコーデでなくとも、2人が似た者同士の仲が良い親子であることが何故だか伝わってくるファッショナブルな写真も多い。
王女の馬術の才能は母親譲りで、エリザベス女王も乗馬が好きだったことで有名。女王と王女は、一緒に乗馬を楽しむこともあった。女王は90代になってからも乗馬を楽しむ姿が目撃されていたが、その才能はアン王女、そして王女の娘で、ロンドンオリンピックの馬術で銀メダルを獲得したザラ・ティンダルに受け継がれている。
エリザベス女王とアン王女が一緒にいる姿がもう見られないのは寂しいが、これまでにカメラに収められたファッションは今後も楽しまれていく。
(フロントロウ編集部)