スターバックスで働く1人のバリスタの行動が話題になっている。(フロントロウ編集部)

スタバのバリスタ、行動の理由は…

 アメリカのメイン州にあるスターバックスで働く1人のバリスタは、先日、勤務中に涙することがあったという。事の発端は、ある小さな女の子が母親と一緒にやってきたこと。ホットチョコレートを注文したその子は、泣いていたそう。

 彼女は学校終わりに来たようだったとのこと。そこでバリスタは、子どもを励ますためにホットチョコレートにホイップクリームも増し増しに。しかしそれでもなお、女の子は店内で静かに座ったまま泣き続けていたという。

 そこでバリスタは、さらなる行動に。ユニコーンカップケーキを買って、女の子のテーブルに届けた! バリスタは米Redditで、「彼女は笑って、ありがとうと言ってくれた。お店の裏へ戻って、少し泣いた」と綴った。そして、じつは子どもが泣いていたのには、明確な理由があったよう。バリスタはその後、母親から電話がかかってきたことを追記している。

 「アップデート:彼女のお母さんがお店に電話をしてきて、ここメイン州に引っ越してきたばかりで、あの日は彼女にとって新しい学校で新しい友達と過ごす初日だったらしい。もっと泣けた」

画像: スタバのバリスタ、行動の理由は…

 お母さんが電話をしてきたということは、泣いていた子にとっても、自分も慣れない地で子どもを見守る母親にとっても、バリスタの行動は励みになったということ。

 お金はかかるので、いつでもできることでないのは仕方ない。また、例えばホイップクリームが好きかどうか分からないといった理由で、自分にストップをかけてしまうこともあるもの。とはいえ、優しさからの行動というのは、人の心に残る。

 バリスタの行動には多くの称賛が寄せられているうえ、自分や、自分の子どもが経験した優しい出来事についてシェアするコメントも多く投稿されている。あるユーザーの子どもは、スターバックスへ向かう途中でスケートボードがバスによって壊れてしまったという。それを知ったバリスタたちはドリンクにメッセージを描き、ケーキポップも無料でくれたそうで、それから7年が経った現在でも子どもはその思い出話をするという。

 また、スターバックス以外の場所で人に助けられた、優しく対応してもらった思い出のエピソードも多く書き込まれており、なかには20年以上前の出来事も。

 人の優しさは、それほど心に残る。泣いていた女の子も、この出来事のことは忘れないはず。

(フロントロウ編集部)

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