日々のスキンケアに欠かせない「顔パック」だけれど、シートタイプと洗い流すタイプのどっちを選べばいいのか悩んでいる人もいるのでは? そんな意外と知られていない「シートパック」と「洗い流すパック」の違いやそれぞれのメリットをプロが解説。(フロントロウ編集部)

シートパックのメリットは「高濃度」

 「シートパック」とは、顔の形をしたシートに美容液を浸み込ませたスキンケアアイテムのこと。保湿ケア、美白ケア、エイジングケアなど、さまざまなスキンケア効果が期待でき、数分~数十分ほど顔にのせるだけで、みずみずしい肌に導いてくれる。

画像1: シートパックのメリットは「高濃度」

 そんなシートマスクの最大のメリットは、短時間の使用で効果を実感しやすいところ

 ニュージャージーの皮膚科専門医であるカラン・ラル医師は「シートパックは、美容成分の浸透力を高めるために、肌にしっかり密着するように作られています。また短時間、肌のうえにのせることが想定されているので、さまざまな成分の濃度が高い傾向にあります」と米Instyleでコメント。

 そのため、短時間で美容成分を効率よく届けてくれるシートパックは、忙しい朝の「時短スキンケア」にもオススメのアイテムなのだとか。

画像2: シートパックのメリットは「高濃度」

 一方で、どんなに効率が良くても「シートパックのみ」でスキンケアを済ませてしまうのはNG。ニュージャージー州ヴェローナにあるシュワイガー皮膚科クリニックに勤める皮膚科専門医のアヴニー・シャー医師は「シートパックは、基本的に毎日使ってもいいですが、通常のスキンケアの代用品ではないので、あくまで通常のスキンケアの一部として考えてください」と忠告した。

洗い流すパックのメリットは「吸着力」

 「洗い流すパック」とは、肌に直接塗って10~20分ほど置いたあとに、水やぬるま湯で洗い流すスキンケアアイテムのこと。シートパックに比べると添加物の配合も少なく、泥、炭、クリームなどの濃厚なテクスチャーをしているのが特徴。

画像1: 洗い流すパックのメリットは「吸着力」

 そんな洗い流すマスクの最大のメリットは、肌のざらつき、ゴワつきを解消してくれるところ

 肌にうるおいを与えながら不要な角質や毛穴汚れまをしっかりオフしてくれるので、その後に使用する化粧水や美容液のなじみが良くなるのも大きなメリット。シャー医師は「成分によって様々な効果があります。例えば、グリコール酸を含むパックなら肌を明るく見せることができたり、泥パックならディープクレンジングできます」という。

画像2: 洗い流すパックのメリットは「吸着力」

 ただし、洗い流すパックはシートパックのように「毎日使えない」のが難点。というのも、シャー医師いわく、洗い流すパックの多くは、肌から余分な角質や油分を吸着することを目的としているため、過度の乾燥を防ぐためにも、週に1~2回使用するのが最適なのだそう。

結局どっちがいいの?

 結論から言うと、「シートパック」と「洗い流すパック」のどちらが良いかの答えは、どんなスキンケア効果を求めているかと、スキンケアにかけられる時間によるという。

 シャー医師は「肌にうるおいを素早く届けたいなら、シートパックが最適です。そして、毛穴のつまりや肌のゴワつきが気になるなら、洗い流すパックが最適です」と回答。

画像: 結局どっちがいいの?

 また、シャー医師は「シートパックは、美容成分が高濃度に配合されているので、短時間の使用で一時的なスキンケア効果を得ることができます。一方で洗い流すパックは、スキンケアの時間がかかりますが、より長く効果が持続する可能性があります」と明かした。

 デイリー使いや特別な日のスペシャルケアなど、さまざまな場面で活躍する「顔パック」。シートパック、洗い流すパックそれぞれのメリットをしっかり理解して、なりたい肌にあわせて上手に使いこなしてみて。(フロントロウ編集部) 

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