『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスが、母親との思い出をクリストファー・ロイドに語った。(フロントロウ編集部)

マイケル・J・フォックス、母に『BTTF』出演を反対されていた

 マイケル・J・フォックスが、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』クリストファー・ロイドとともにニューヨークコミコンに登場! 会場に集まったファンによる大きな歓声が2人を包んだ。

 マイケルとクリストファーは1985年に共演して以降長年親しいことで知られており、公式イベントでもたびたび再会してきたが、月日は経ち、2人も今年で61歳と84歳に。その年齢になれば家族との別れも経験することになる。マイケルは約2週間前の9月24日に母を92歳で亡くしたため、この日は母親との思い出を語った。じつは彼によると、母には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への出演を反対されていたそう!

 「当時23歳で、母に電話をしたよ。母はカナダに住んでいて、“スティーブン・スピルバーグの映画に出てほしいんだって。でもその撮影は夜にしなくちゃいけなくて、日中は『ファミリータイズ』の撮影をしなきゃいけないんだ”と話したんだ。そうしたら母は、“疲労してしまうよ”って。” こういう理由での疲労なら願ったりだから大丈夫だよ“と言ったんだけど、今まで、というか2週間前まで、母は僕が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をするのは本当に悪い考えだと思ってた。母はあの映画が大好きだったけど、確かに僕は疲れてたね」

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティは元々エリック・ストルツが演じていて、撮影開始から1カ月以上もの時間が経った後に、エリックからマイケルに交代となった。その変更は深夜の1時にキャストに伝えられ、マーティの相棒であるドクを演じたクリストファーは、その交代に対応できるか不安を感じていたことをたびたび口にしている。

 そして、バトンを受け継いだマイケルも大変な撮影スケジュールをこなした。その結果としての映画史に残る大ヒットは多くの人が知るところだけど、母親という立場からは心配して当然でもあったはず。

画像: 1996年に撮影されたマイケルと母のフィリス。

1996年に撮影されたマイケルと母のフィリス。

 自分の親が死ぬのは、親子仲が良ければ悲しいもの。しかし米Peopleによると、マイケルの母親には5人の子どもがおり、孫は9人、ひ孫と玄孫(やしゃご)は10人もいたそうで、愛する人に囲まれて人生を終えたよう。

 ちなみに、クリストファーは今年2022年11月25日から11月27日に東京で開催される東京コミコンで来日することが決定している。

(フロントロウ編集部)

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