大人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演したスー・ルイチーに単独インタビュー。日中韓ガールズグループオーディション番組『Girls Planet999:少女祭典(ガルプラ)』に出演したことで、ここ日本でも多くのファンを獲得した彼女に、「THE FIRST TAKE」で披露した日本デビュー・シングル「《燎》 フェニックス」や「Seize The Light」についてや、『ガルプラ』出演を経ての自身の変化などについて話を訊いた。(フロントロウ編集部)

取材のハイライト

  • 「THE FIRST TAKE」出演はソロアーティストとして良いスタートを切るきっかけになった
  • 出演にあたり特別なアレンジを施した
  • 「《燎》 フェニックス」を書いたのはeスポーツ観戦がきっかけ
  • 「Seize The Light」には試験勉強に臨む学生への思いも込められている
  • 『ガルプラ』出演で多くの面において新しい顔が引き出された
  • 好きな日本語は「エイエイオー!」と「それな!」

「THE FIRST TAKE」で「《燎》 フェニックス」と「Seize The Light」を披露したスー・ルイチー

 2021年に日中韓ガールズグループオーディション番組『Girls Planet999:少女祭典(ガルプラ)』に出演したことで、日本を含む海外でも一躍注目の的となり、今年4月にシングル「《燎》 フェニックス」でソロとして日本デビューも果たしたスー・ルイチーが、中国出身のソロアーティストとしては史上初めて、大人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演。「《燎》 フェニックス」と、「Seize The Light」の2曲のパフォーマンスを披露した。

画像: 「THE FIRST TAKE」で「《燎》 フェニックス」と「Seize The Light」を披露したスー・ルイチー

 フロントロウ編集部では、「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンス収録を終えたタイミングでルイチーにインタビューを実施。中国出身アーティストとして同番組に初めて出演が決まった時の心境や、「《燎》 フェニックス」と「Seize The Light」の2曲がそれぞれ『ガルプラ』出演後と出演前に手掛けた楽曲であることにちなんで、『ガルプラ』を経ての彼女自身の変化についても話を向けてみた。

スー・ルイチーにインタビュー

「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

スー・ルイチー:参加させていただけたことを、とても光栄に思っています。正直、かなり緊張しました。特に収録の前日の緊張はすごかったのですが、本当にいい経験になったと思いますし、これを機に(ソロアーティストとして)いいスタートを切れたらなと思っています。皆さんにも観て、気に入っていただけたら嬉しいです。

「THE FIRST TAKE」は独特のスタイルと雰囲気で人気を博していますが、参加してみていかがでしたか?パフォーマンス経験があるアーティストとしても独特の緊張のようなものがあるのでしょうか?

生ライブでのパフォーマンスの緊張感とは、全く別物の緊張感があると感じました。もちろん、生のライブも1回きりのパフォーマンスなんですけど、やっぱり雰囲気は全然違いましたね。その緊張感は、なんというか、特別でした。もちろん、今までにもたくさんのステージに立たせていただきましたが、久しぶりに、初舞台の時のような緊張感を感じた気がします。

「THE FIRST TAKE」に参戦するにあたり、どのように準備をしましたか?初出演ということで、スタッフなどからタメになったアドバイスはありましたか?

プロデューサーや音楽の先生にいろいろと相談して、歌い方などのアドバイスをいただきました。その上で、前半は少し弱めに処理して、サビになったらカラオケの音源に併せて段々盛り上げていく、というアレンジにしました。プロデューサーや先生のアドバイスのおかげで、今回のアレンジはとてもイイ感じに仕上がりました。とても聴きごたえがあるんじゃないかなと思っています。

画像1: 「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

当日楽しかったこと、逆にチャレンジングだったことを教えてください。

楽しかったことは、無事に終われたということですね。それが嬉しかったです。終わった瞬間は本当にほっとしました。うまくいったな、という感じがあったので。「《燎》 フェニックス」は作曲の段階から割と音程が高い楽曲で、歌うのが簡単な楽曲ではなかったので、ライブの時はたまに、キーを落とすなどのアレンジをしているんです。今回は元のキーで歌わせていただいたこともあって、高音のまま歌ったので、そういった意味でも無事に完成したことは嬉しかったですし、楽しかったです。チャレンジングだったことについても、同じ答えになりますね。

「《燎》 フェニックス」は、ご自身で作詞された力強い歌詞も魅力的ですが、歌詞に込めた思いを訊かせてください。

「《燎》 フェニックス」は、私が人生で少しつまずいてしまった時に書いた楽曲です。オーディション番組に参加した後の話なのですが、ゲームでeスポーツのバトルゲームの試合を観ていた時に、あまり期待されなかったチームが最終的に逆転したことがあって、それに感銘を受けたんです。もしかしたら、私もそんな風に生まれ変われるんじゃないかって。“フェニックス”というのは、神話に登場する、火を浴びて灰になった後でまた生まれ変わる生き物なのですが、私もいつかフェニックスになって、灰になってまた生まれ変われたらという思いを込めました。

画像2: 「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

ご自身にとって初めての日本語曲となりましたが、歌っていて難しかった点などはありましたか? 今回の「THE FIRST TAKE」での聴きどころなどあれば教えてください。

やっぱり発音が一番難しかったです。中国語の発音とは系統が違うので、たくさん練習が必要でした。聴きどころについては、今回のアレンジが前半は日本語、後半が中国語というアレンジになっているのですが、特に中国語で歌う最後の大サビのところで、高音で盛り上げていくパートをぜひ聴いていただきたいです。

日本語はどのように勉強しましたか?

たくさん日本語を聴きましたね。皆さんの言葉をたくさん聴くことによって、なんとなくですが、日本語がわかるようになってきた気がします。例えばですが、こうやってインタビューで質問を聴いて、私が中国語で答えて、通訳さんの日本語を聴くと、「あ、そうゆう意味なんですね」って思えることがあります。そうやってたくさん聴くことで、なんとなくですが、日本語がわかるようになってきた気がしますね。

好きな日本語はありますか?

「エイエイオー!」と「それな!」です!

「THE FIRST TAKE」で披露された2曲目「Seize The Light」についても訊かせてください。この曲にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?

「Seize The Light」をリリースした時は、ちょうど世の中の学生さんたちが試験にむけて準備している時期だったと思うんですけど、彼らのような、大きな困難に取り組もうとしている方々にとって、励みになれるような楽曲をつくろうと思って作りました。(“星/光を掴む”を意味する)タイトルのように、一見遠そうに見える夢や星でも、それを掴むために頑張れば、手に届くかもしれないというメッセージが込められています。掴み取るんだっていう勢いというか、そういう気持ちこそが大事だと私は思うんです。ちょうど私も、当時は『ガルプラ』に参加する前というタイミングだったので、一見遠そうな夢であっても、(掴み取るために)これから旅に出るんだっていう気持ちを込めて、自分にとっても励みになるような楽曲になればと思い、作りました。

「Seize The Light」は『ガルプラ』に出演する前の曲、「《燎》 フェニックス」は『ガルプラ』に出演した後の曲となっています。『ガルプラ』に出演したことで、アーティストとして成長できたと思う部分はどんなところですか?

この2曲は雰囲気が全然違う楽曲になっていると思います。「《燎》 フェニックス」は頑張っていっぱい戦って、たくさんバトルしてやっと最後に勝利の旗を勝ち取るっていう、“私が勝ったぞ!”みたいな楽曲になっていると思うんですが、一方で「Seize The Light」という楽曲は、旅に出る前の静けさの中で、これから夢に向かって頑張っていこうっていう楽曲なので、割と静かめな楽曲になっていると思います。『ガルプラ』に参加する前だったら、「《燎》 フェニックス」みたいな楽曲は実力がなくて歌えなかったと思います。それは心境も含めてですけど。番組に参加したことで、自分の実力も身につけることができたので、「《燎》 フェニックス」のような難しい楽曲でもできるようになりましたし、自分自身についての認識もちょっと変わったように思います。番組に参加したことで、たくさんの外国のファンも獲得することができました。アーティストとして、多くの面において新しい顔が引き出されたんじゃないかなと思います。

次の来日で楽しみにしていることはありますか?

もちろん、私の日本のファンの方々とオフラインで会えることを一番楽しみにしています。次回は、オフラインのファン・ミーティングはもちろんやりたいですし、小さいライブでもいいので、ぜひ皆さんとお会いしたいと思っています!

画像3: 「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

苏芮琪 (Sury Su)|スー・ルイチー
最新シングル『《小行星耳语(All About You)》 |オール・アバウト・ユー』
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画像4: 「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

日本デビューシングル
『《燎》フェニックス・ジャパン・スペシャル・エディション』
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画像5: 「THE FIRST TAKE」に中国出身のソロ・アーティストとして初めて出演すると聞いた時の心境を教えてください。

(フロントロウ編集部)

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