スタバで“善意の行動”も、バリスタには迷惑
おしゃれなイメージで人気のスターバックスはカフェ利用も人気だが、本格派のコーヒーやフラペチーノといったドリンクの人気から、ドライブスルーで利用する人も多い。そんなドライブスルーで起こりがちなことについて、バリスタが意見したTikTok動画が話題になっている。
アメリカやイギリスなどの英語圏では、誰かに親切にしてもらった時に、今度は自分が他の人に親切にして恩を繋げていく「ペイ・イット・フォワード(Pay It Forward)」というものがある。スターバックスのドライブスルーでそれが起こることは多く、前の人が自分の購入代金を支払い、自分は次の人の代金を支払うというように繋がっていく。
しかし、これに1人のバリスタが声をあげた。TikTokに投稿した動画の中で、「TikTokはスターバックスのライフハックが好きなことを知ってる」と話し始めて、ペイ・イット・フォワードに巻き込まれたら、してほしいことを明かした。
それはシンプルに、次の人の分を支払うのではなく、そのお金をバリスタのために使ってほしいということ。次の人用ではなくバリスタにプレゼントする用のドリンクを買うでも、お金をチップとして支払うでも良いという思いだという。
動画の最後に彼女は、「そうすればペイ・イット・フォワードの流れは終わって、バリスタはチップ(としてのドリンク)がもらえて幸せだし、あなたも無料でドリンクがもらえる。そしてバリスタはきっとあなたのことをもう少し好きになるよ」とコメント。さらに動画のコメント欄に、「私が言いたいのは、バリスタとか、本当にそれを必要としている人にお金を渡してということ。いずれにせよお金を使うつもりだった人達ではなく」と綴った。
まず、ペイ・イット・フォワードが始まると、バリスタにとっては誰がどれを払ったかという確認が必要になるといった雑務が増えるため、嫌がる従業員は多い。さらにコメント欄では、ペイ・イット・フォワード中はチップの支払いを忘れる人が多いという指摘もあった。
また、ペイ・イット・フォワードは利用客にも迷惑がかかることも。というのも、自分の次に並んでいた人が高額な買い物をしている可能性もあるから。ある男性は、次の利用客の支払い額が46ドル(約6,800円)だったため、その代金は支払わずにペイ・イット・フォワードを終わらせた経験を明かしている。ちなみに、彼自身の注文は6ドル(約890円)だったという。
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(フロントロウ編集部)