チークの色持ちは「塗るタイミング」で変わる!
チークは、頬に血色感をプラスし、顔に立体感を与える優秀なアイテムだけれど、なぜか時間とともに色落ちしやすく、いつの間にか色が薄くなって顔色が悪く見えてしまうこともしばしば…。
汗や摩擦のせいでチークが落ちているのかな?と思われがちだけれど、じつはチークの塗り方自体に問題があることが多いとプロは言う。
メイクアップアーティストのロビン・ブラックによると、チークがすぐに消えてしまう原因のひとつが、リキッドファンデーションを塗った後、まだ肌が濡れている状態のときにパウダーチークをのせてしまうこと。
ロビンは「まだ濡れた状態のファンデーションの上にパウダーチークをダイレクトに塗る人がいますが、これは間違いです」と米Allureで指摘。ファンデで濡れた肌にパウダーチークを塗っても密着しないため、1時間もしないうちに色が消えてしまう場合が多いそう。
このチークの色が落ちやすい原理について、化粧品化学者のジム・ハマーは「コーヒーの粉を絵の具の入ったバケツに落とすようなものです。当然、混ざれば色は消えてしまいます」と説明する。
チークの発色を長持ちさせるためには?
では、チークの発色を長持ちさせるためにはどうすべきなのだろうか。ロビンは「この答えは簡単です。ファンデーションの上にルースパウダーを軽く重ねて、ファンデーションとチークの間にバリアをつくるのです」と助言。
ロビンいわく、こうすることで、ファンデーションと混ざることなく、チークに含まれる色素が肌にしっかり密着。キレイな発色を長持ちさせることができるそう。
最後に、ロビンは「ルースパウダーを重ねるのは少し面倒かもしれませんが、このひと手間を加えるだけで、数時間は発色がキープされます。これだけでもやる価値はあると思います」と締めくくった。
いつも何気なく塗っているチーク。塗るタイミングによって発色も色持ちもかなり変わってくるので、すぐにチークが消えてしまうという人は、ふだんのメイク方法を見直してみては。(フロントロウ編集部)