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映画『ゲット・アウト』や『アス』、『NOPE/ノープ』で知られるジョーダン・ピール監督が、『アス』の主演であるルピタ・ニョンゴに、出演前に準備として見せたホラー映画のリストをルピタが公開。怖いよ~!必見だよ~!(フロントロウ編集部)

『鳥』

 アルフレッド・ヒッチコック監督による、もはや古典とも言えるパニック映画である『鳥』。主人公のメラニーが弁護士のミッチと知り合い、彼が住む港町を訪れる。そこから始まる、鳥たちの襲撃。シンプルなストーリーでありながら恐怖を存分に描いたヒッチコック監督の手腕に注目。

画像: ©Alfred J. Hitchcock Productions

©Alfred J. Hitchcock Productions

『シャイニング』

 今度は、スタンリー・キューブリック監督による有名作が登場。山の中にあり、冬の間は閉鎖されるオーバールック・ホテルを舞台に、狂気に落ちていく主人公のジャックを演じたジャック・ニコルソン、恐怖の中で逃げる妻ウェンディを演じたシェリー・デュヴァル、“シャイニング”の能力を持つ息子ダニーを演じたダニー・ロイドの演技は高く評価されている。

『愛と死の間で』

 シェイクスピア俳優として知られ、最近では映画『ベルファスト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したケネス・ブラナーのハリウッドにおける監督・主演デビュー作。40年前に起きた夫が妻を殺した事件。その2人が生まれ変わり、40年前の事件の真相を探るというミステリースリラー。

画像: ©PARAMOUNT PICTURES

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『シックス・センス』

 ホラーやスリラーを得意とするM・ナイト・シャマラン監督の名前を、一躍世界に広めた1作。小児精神科医で、過去に患者を救えなかったことを後悔しているマルコムと、幽霊が見える少年コールの交流を描き、結末の驚きから、どんでん返し映画として定番。

『箪笥』

 韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』をベースにした韓国映画で、スミとスヨンという美しい姉妹と、継母のウンジュ、父親のムヒョンという家族が崩壊していく様を描く。そして最後に明かされる驚きの真実とは…。

画像: ©CHEONGEORAM

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『ファニーゲーム』

 “胸クソ映画“と聞けば本作を思い浮かべる映画ファンが多いくらい胸クソなストーリーで有名なオーストリア映画。ある夏の休暇を過ごすために別荘に向かった3人家族の元に、ぺーターと名乗る青年が卵を分けてほしいとやってくる。さらにもう1人の青年パウルが現れ、夫妻を挑発し始める…。青年たちがスクリーン越しに観客に話しかけてくる演出も特徴の1つ。

 ※ルピタは映画リストをまとめた動画に、オリジナルを手掛けたミヒャエル・ハネケ監督自身がハリウッドでリメイクした『ファニーゲーム U.S.A.』のほうのポスターを使用している。

『ぼくのエリ 200歳の少女』

 スウェーデン発の吸血鬼映画である本作は、12歳の少年オスカーと、彼の家の隣に越してきたエリが絆を深めていく様子を描く。北欧を舞台に、吸血鬼のエリが起こす惨劇すらも怖く美しい映像となっているが、一方でホラー的おぞましさもあわせもつ作品に仕上げられている。

『マーターズ』

 フランスとカナダの合作映画であり、グロさで有名。見られない人は、本当に見られない。

 1970年初頭のフランス。何者かによって監禁され、拷問と虐待を受けた少女リュシーは自力で脱出し、発見される。リュシーは収容された施設で同じ年頃のアンナと知り合い、その支えで平穏な日常を取り戻してゆく。しかし15年後。リュシーは虐待者たちに復讐の銃弾を浴びせたが、屋敷のなかでふたたび想像を絶する地獄への扉が開かれようとしていた…。

画像: 『マーターズ』

『イット・フォローズ』

 ある男とセックスをしたことで、“それ”を移されたジェイ。それは人に移すことができるが、移した相手が死んだら自分に戻ってくる。そしてそれに捕まったら、死ぬ。ジェイは友達とともにそれを殺そうとするが…。

 低予算映画でありながら、その怖さから大ヒット記録し、クエンティン・タランティーノ監督からも絶賛された一作。

『ババドック~暗闇の魔物~』

 オーストラリア映画の本作は、夫を事故で失くしたシングルマザーのアメリアが主人公。学校で問題ばかりを起こす息子サミュエルが、眠る前の読み聞かせにと持ってきた「ババドッグ」という絵本。その本は彼女が見たことのないもので、その日から2人の周りで奇妙な現象が起こり始める…。人怖系ではなく悪霊系ホラーと言えるかもしれないが、それぞれが考察をして議論するのも興味深い、ピール監督らしいチョイスといえる。

(フロントロウ編集部)

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