『Terrifier 2(邦題:テリファー 終わらない惨劇)』が話題に
2016年に公開されたホラー映画『テリファー(Terrifier)』の続編である『テリファー2(Terrifier2)』が、アメリカで公開され、製作費が25万ドル(約3,700万円)以下の小規模映画にもかかわらず、初動興行収入でトップ10に躍り出し、約100万ドル(1億4,000万円)を稼ぎ出した。
『テリファー2』はピエロが、ハロウィンの夜にある少女を追ってパーティーに侵入し、人々を残虐していくという映画。
この映画は、あまりにもグロいシーンやエグいシーンがあるため、劇場で嘔吐したり失神したりする人が続出。ツイッターには続々と映画館での悲惨な出来事が報告されており、「『テリファー2』を見て友達が失神して、映画館の人が救急車を呼んでくれました。かなりオススメします」と書き込まれたり、「『テリファー2』を見ました。すごくグロかったです。僕の後ろにいた男は気絶して僕の椅子に激突したし、もう一人の男性は気分が悪いから帰ると言っているのが聞こえました。彼がそう言っているのを耳にし、劇場のドアを出て行くと、男性がトイレで激しく吐いているのが聞こえました」と書き込まれたりしていた。
#Terrifier2 my friend passed out and the theater called an ambulance. Highly recommended pic.twitter.com/DTrWjpeMO4
— Andrew Liming (@ratshitbastard) October 10, 2022
このような状況を受けて、プロデューサーのスティーブ・バートンがツイッターで「警告。この映画には、生々しい暴力シーンや残酷な恐怖描写が含まれています。心臓の弱い方、頭がボーッとする方、胃腸の弱い方は十分にご注意ください。すでに映画館では失神や嘔吐の事例が多数発生しています。やはり観ると決めた方々、私は警告しましたからね」と異例の警告を出した。
We aren’t done yet. Hold on tight. News coming. #terrifier2 #terrifier #arttheclown pic.twitter.com/2r8jYZCVto
— Steve Barton (@UncleCreepy) October 10, 2022
一部では、観客が失神したりすることはマーケティングではないのかと言われているが、監督のダミアン・レオーネは「『テリファー2』の上映中に失神したり吐いたりしている人がいるという報告は、マーケティングの策略だと言っている人たちへ。私はこの映画の成功に誓って、そんなことはありません。これらの報告は100%正当なものです。私たちがそのように考えるほど賢かったらよかったのに!でも、その必要はなかった」とツイートして疑惑を一蹴した。
To everyone saying that reports of people fainting and puking during screenings of Terrifier 2 is a marketing ploy, I swear on the success of the film it is NOT. These reports are 100% legit. I wish we were smart enough to think of that! � But then again we didn’t need to�
— Damien Leone (@damienleone) October 15, 2022
現在のところ『テリファー2』の日本公開は未定(追記:2023年6月2日劇場公開が決定)だが、もしも公開されたら、閲覧注意なことは知っておいてほしい。(フロントロウ編集部)
※『テリファー』を『テリファイア』と誤記していたため修正しました。