各国で行なわれる2023年春夏ファッションウィーク。さまざまなヘアメイクが注目を集めるなか、とくに話題となっているのは、素肌感のある濡れツヤ肌「ラミネート・スキン」。トレンド肌へと導く最新ベースメイクをチェック。(フロントロウ編集部)

ファッションウィーク発!注目のトレンド肌「ラミネート・スキン」

 いま海外で人気を集めている「ラミネート・スキン(Laminated Skin)」とは、ほんのり汗ばんだような濡れツヤ肌のこと。MACのメイクアップアーティストディレクターであり、リードメイクアップアーティストのテリー・バーバーは、「今シーズンのトレンドは、ずばり汗ばんだツヤ肌です」と米Refinery29でコメント。

画像: ロベルト カヴァリ

ロベルト カヴァリ

 続けて、テリーは「(このトレンドは)肌が本当に美しくラミネートされたような、全体にうるおいのある輝きを放っているのが特徴です」と説明。汗でドロドロに崩れている状態ではなく、運動した後の汗ばんだ肌のような、健康的でしっとりとしたツヤ感がポイントなのだとか。

 また、テリーは「いま一緒に仕事をしているデザイナーはみんな、まるで休日に海から出てきたかのように、あるいはダンスフロアにいたかのように、あるいはセックスをしたばかりのような、そんな“汗ばんだ肌”に注目しています」と話し、今後ますますラミネート・スキンの注目度が高まるだろうと予想する。

話題の「ラミネート・スキン」のつくり方

 テリーによると、ラミネート・スキンは濡れたようなツヤ感が特徴だけれど、従来のツヤ肌メイクのように「パウダーハイライト」は使わないそう。

 パウダーハイライトの代わりに、テリーがツヤ感を出すためにオススメしているのは、なんと「セッティングスプレー」。具体的には、保湿力のある化粧下地、カバー力のあるファンデーションを塗り重ねた後に、フェイスパウダーではなく、セッティングスプレーでセットする。

画像1: 話題の「ラミネート・スキン」のつくり方

 テリーいわく、こうすることでパウダーハイライトを使わなくても、まるで内側からうるおっているような、透明感のあるツヤ肌に仕上がるのだそう。テリーは「もうメイクは上に塗り重ねるのではなく、肌になじませる時代がきています。過度な濃さは誰も望んでいません」と言う。

 ほかにも、ラミネート・スキンは事前に肌をしっかり保湿することも重要なポイント。テリーは「メイクの前に肌を整えるときは、最も水分量の多いクレンザーを選び、それに続いてヒアルロン酸などの主成分とする保湿美容液を塗り、最後に水分量の多いクリームで蓋をしてください。肌がふっくらと、みずみずしくなります」とアドバイスした。

画像2: 話題の「ラミネート・スキン」のつくり方

 まるでラミネート加工されたような、美しくツヤのあるトレンド肌。ベースメイクの仕上げをフェイスパウダーからセッティングスプレーに変えるだけで簡単にゲットできるので、気になる人はぜひ試してみては。(フロントロウ編集部)

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