Photo: ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム、©2022 20th Century Studios. All rights reserved.
飛ぶ鳥を落とす勢いで出演作品が続き、11月18日からは映画『ザ・メニュー』の公開が控えるアニャ・テイラー=ジョイに注目!

新作映画『ザ・メニュー』は「グルメ」と「セレブ」がテーマ

 アニャ・テイラー=ジョイと言えば、レッドカーペットではタイムレスなドレスから鮮やかでトレンド感のあるドレスまであらゆるものを着こなし、ファッション界から「スタイルカメレオン」と注目されているファッショニスタだが、ディナールックもユニークでおしゃれと評判。高級レストランを訪れたときにはスタイルやヘアを変えて多様な上級ルックを披露している。

画像: スパンコールがピンストライプになったスーツにスパンコールがドットになったベレー帽をセットした上級ルックのほか、ジオメトリックプリントのジャンプスーツやホワイトのドラマティックなコートなど、多様なレストランルックを見せている。

スパンコールがピンストライプになったスーツにスパンコールがドットになったベレー帽をセットした上級ルックのほか、ジオメトリックプリントのジャンプスーツやホワイトのドラマティックなコートなど、多様なレストランルックを見せている。

 そんなアニャが、エレガントなパープルのワンピース姿で登場する新作映画は、「グルメ」と「セレブ」をテーマにした映画『ザ・メニュー』

画像1: 新作映画『ザ・メニュー』は「グルメ」と「セレブ」がテーマ

 孤島に立つ“世界一予約が取れないレストラン”のホーソンが舞台の『ザ・メニュー』では、ディナーが約20万円(1,250ドル)もする超高級レストランでのグルメ体験へと視聴者をいざなう。制作陣はグルメ界の美学をスクリーンで再現することに徹底的にこだわり、料理はミシュランシェフのドミニク・クレンが監修。レストランの美観は世界中の有名レストランが参考にされ、部屋に充満する幸福感と非日常的な雰囲気を引き立てる音楽は売れっ子であるコリン・ステットソン(『ヘレディタリー/継承』)が担当した。そして、グルメ番組風のカメラワークが意識された映像で魅せる料理の数々はまるでアート作品のように美しい。

画像2: 新作映画『ザ・メニュー』は「グルメ」と「セレブ」がテーマ

 そんな超高級レストランのホーソンを訪れるのは、著名な料理評論家と編集者、人気映画俳優とアシスタント、若きIT長者たち、富裕層の熟年カップル、グルメマニアとその同伴者という5組のゲストたち。アニャが演じるのは、グルメマニアのタイラー(ニコラス・ホルト)と一緒に来店するマーゴ。じつは彼女、セレブゲストのなかでも異質な存在。彼女の素性はホーソンのメニューに隠された真実と共に次第に明らかになっていくが、他の客とは少し違うマーゴの来店は冷静なシェフの心に波風を立てる。マーゴを「謎の女性」と語るアニャは、謎のおかげで「演じ甲斐がありました」と語っている。

 そして注目なのが、カリスマシェフのスローヴィクを演じるレイフ・ファインズとアニャの共演シーン。アニャが「即興でお芝居をふくらませることが許されていた」と語るように、アドリブが多く許されたという本作は俳優たちの演技のぶつかり合いが見どころのひとつ。なかでも、絶対的なカリスマ性で場を支配するレイフと、そんな彼とスクリーンを共有するときでさえ輝くアニャの存在感は見もの。大御所俳優と若手俳優のスタイリッシュな競演を味わってもらいたい。

画像3: 新作映画『ザ・メニュー』は「グルメ」と「セレブ」がテーマ

 また、加えて面白い組み合わせなのが、アニャ演じるマーゴとニコラス演じるタイラーのペア。憧れのシェフのレストランにやってきたことで有頂天になっているタイラーと、つねに冷静で芯の強いマーゴは全くかみ合っておらず、2人の絶妙な“ズレ演技”は最高。ちなみにタイラーは一見するとイケメン好青年だが、ニコラスは「物語の展開と共に、仮面が目の前ではがされていきます」と言っているので、彼の行方にも注目して。

富裕層の文化をユーモアたっぷりに描いている

 本作は「グルメ」と「セレブ」がテーマだとお伝えしたが、その根底にあるのは、富裕層のカルチャーを面白可笑しく描いた「ダークコメディ」

画像: 富裕層の文化をユーモアたっぷりに描いている

 今は、グルメ系テレビ番組の急増で“グルメマニア”を自称する人が増えている時代。ここ数年で、セレーナ・ゴメス、パリス・ヒルトン、ジョン・ファヴロー監督、エイミー・シューマーなど、セレブ界でもグルメ番組進出が続いている。

 そんなトレンドキーワードである“グルメ”に目をつけたのが、2022年のプライムタイム・エミー賞で最多ノミネート番組となりエミー賞累計13冠を果たしているドラマ『メディア王 〜華麗なる一族〜』の製作陣。ブラックユーモアを使いながらスタイリッシュに富裕層を斬ることを得意とする制作陣が、『ザ・メニュー』では、味わうことよりもスタイルやステータスが先行する高級グルメ界を独特のユーモアでネタにしている

 余談だが、アニャのようなセレブリティは高級レストランとは縁が深い。というのも、高級レストランにとって著名人は最も欲しいゲストのひとりだから。ニューヨークやロサンゼルスの高級レストランでは「満席」と言われてもセレブリティの名前を出すと突然席が空くと言われており、モデルや実業家として活動するクリッシー・テイゲンは、普通に予約をすると断られるが、グラミー賞受賞シンガーである夫ジョン・レジェンドの名前を出すと必ず予約が取れることをSNSで暴露したことがある。

 劇中では、予約が取れない高級レストランにむらがる富裕層だけでなく、金額が金額ゆえに富裕層や著名人に依存しているレストラン側もネタの対象になっているので、俳優陣の名演技と共に、敏腕クリエイターたちのひとひねりもふたひねりもあるユニークな描き方を楽しんでもらいたい。

 スタイリッシュな映像と共に高級グルメ体験ができて、敏腕クリエイターによる皮肉の効いたコメディを楽しみながら、サスペンス映画のような謎にも魅了される、そんな一皿で何味も楽しめるような映画『ザ・メニュー』は11月18日(金)公開。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.