イメルダ・スタウントン、スーツを着こなす
イギリス人俳優のイメルダ・スタウントンは、これまで多くの舞台演劇に出演し、ローレンス・オリヴィエ賞において何度も受賞・ノミネートを経験してきた名優。そして日本では、映画『ハリー・ポッター』シリーズの“ウザすぎる教師”ドローレス・アンブリッジとして有名になった。
そんな彼女が、本日より配信開始となったNetflixの大ヒットドラマ『ザ・クラウン』シーズン5で、先日亡くなったエリザベス女王を演じる。本作はエリザベス女王を中心に、英国王室がたどった数十年を描くもので、2シーズンごとに俳優が交代。シーズン1と2ではクレア・フォイが、3と4ではオリヴィア・コールマンがエリザベス女王を演じ、シーズン5と最終章シーズン6でイメルダがバトンを受け継いだ。
『ハリー・ポッター』でイメルダが演じたドローレスはピンク色の衣装が印象的だったが、『ザ・クラウン』のプレミアでは黒のスーツに黒のネクタイを合わせたスタイルで登場。ハイウエストのパンツと、フォルムの美しいジャケットにクラッチバッグを合わせたスタイリッシュな装い。
プレミアには、シーズン5よりダイアナ妃を演じるエリザベス・デビッキ、チャールズ国王(作中では皇太子)を演じるドミニク・ウエスト、そしてフィリップ王配を演じるジョナサン・プライスも集合。
イメルダは身長152cm前後、エリザベスは190cm前後であるため、身長差がある。そんな2人が顔を近づけて話す様子は、なんだか過ぎし日のエリザベス女王とダイアナ妃を彷彿とさせる。
『ザ・クラウン』は英国ロイヤルファミリーの中にも見ている人がいるほど、本国イギリスでは大ヒットとなっている作品。カミラ王妃は、夫チャールズ国王を演じるドミニクと会った際に「陛下(Your Majesty)」と呼びかけるユーモアを見せたという。シーズン5の撮影中には、アンティークの小道具350点以上が盗まれ、その被害額がかなりの金額になってしまう事件も起こったが、そんなこんなを乗り越えて配信開始となったシーズン5は、最終章の前シーズンということで、心して楽しみたい。
(フロントロウ編集部)