FIFAワールドカップのカタール大会を巡る批判
いよいよ11月21日からはじまる、4年に1度のサッカーの祭典FIFAワールドカップがカタールで開催される。これまでワールドカップは6月頃に開催されることが多かったものの、今回は初の冬季大会となる。
多くのサッカーファンが待ち焦がれているワールドカップだが、カタールで起きている人道的な問題をめぐって批判も相次いでいる。
カタールでは、LGBTQ+の人々や女性の権利を迫害するような法律が問題になっているほか、移民労働者に対する非人道的な扱いも問題になっており、ワールドカップ開催決定から現在まで約6,500人の移民労働者が亡くなり、賃金の未払いが発生していることが発覚。
セレブ界からも、ワールドカップの開会式でパフォーマンスを行なうとウワサがあったデュア・リパがそれを否定したうえで、「W杯の開催権を獲得した時にカタールが誓った、人権に関するすべての誓約が達成された時にカタールを訪問することを楽しみにしています」とインスタグラムでコメントするなど、開会式前にドタバタ騒動が起きている。
そして今回、イギリスの大御所シンガーであるロッド・スチュワートが実際にオファーされていたということをThe Timesで明かした。
ロッドがワールドカップの開会式でパフォーマンスして欲しいというオファーを受けたのは、約15ヵ月前のこと。どんな内容かなど詳細は明かさなかったが、出演交渉の際に提示された金額は、なんと約1億3,000万円(100万ドル)。
たった数分パフォーマンスするだけで、1億円以上を稼げるなんておいしい仕事だが、ロッドは人権問題などを考慮して、行くのは正しくないと判断したよう。(フロントロウ編集部)