神奈川県の絶景スポット「大山」
肌寒く感じる日が増え、気がつけば関東では本格的な紅葉シーズンに突入。11月中旬~12月上旬にかけて見頃を迎える紅葉スポットが多く、お出かけを計画している人も多いのでは? そんな今のシーズンにオススメなのが、神奈川の伊勢原市に位置する「大山(おおやま)」。
標高1,252mを誇る大山は、ハイキングスポットとして人気が高く、年間を通して登山客で賑わうスポット。小田急線を利用すれば新宿から最寄り駅まで1時間で到着するアクセスの良さも魅力で、日帰りで存分に自然を感じたい人にもぴったり。
秋には紅葉がキレイで、2022年は11月19日から11月27日までの期間限定で紅葉のライトアップとケーブルカーの夜間運転が行なわれる。
そんな「大山」の魅力を、自然が大好きなフロントロウ編集部のエディターがレポート。実際に行くなら注意したいポイントとともに、その魅力をご紹介。
早めの行動スタートがオススメ
「大山」へのアクセスは、伊勢原駅から20分ほどバスに乗り、そこから15分ほど歩いたところにあるケーブルカーに乗るのが基本コース。
エディターは10時頃に伊勢原駅に到着したものの、バス停にはすでに待ち列が。とはいえ紅葉シーズンなこともあり、バス本数が増えていて1本ほど見送る程度で乗車することができた。バスから降りて向かったケーブルカー乗り場でも、やはり列ができていたのだけれど、こちらも運行数が増えているようで10分から15分程度待つだけで比較的すぐに乗ることができた。
土日であったことを考えるとそこまで待ち時間は長くなかったけれど、あと少しでも遅かったらもっと並ぶことになったかも…という印象だったので、余裕のあるスケジュールを立てておくのがよさそう。
ちなみにバス停からケーブルカーまでの道は、「こま参道」という土産店街になっていて、昔ながらのお土産屋さんや飲食店が700mほど続いている。名物のこまがたくさん売られていたり、食べ歩きもできたりと見どころも多い道のりで、観光気分を味わうのにももってこい。
絶景を眺めながらケーブルカーに乗車
ケーブルカーは、山麓駅である「大山ケーブル駅」、中間にある「大山寺駅」、そして山上の「阿夫利神社駅」の3駅を結んでいて、もっとも上の「阿夫利神社駅」までもわずか6分。今回エディターは最初から「阿夫利神社駅」に向かった。
ケーブルカーに乗ると、山をかなりの角度で上がっていくので、徐々に離れていく街と森林がとてもキレイ。紅葉の赤も目立ち始めた山のコントラストを眺めながらうっとりしている間にすぐ山上へ。ケーブルカーは天井が透明になっていて、そこから覗く青空や木々にも癒された。
「阿夫利神社」付近で昼食と参拝
ケーブルカーから降りて少し歩くと見えてくるのが、長い階段の先にある「大山阿夫利神社」の下社。二千二百余年以前の人皇第十代崇神天皇の御代に創建されたと伝えられている「大山阿夫利神社」の下社は、比較的大きめで豪華絢爛な神社。
標高696mにあり、付近を見渡すとかなりキレイな景色を見ることができる。行ったタイミングは、本格的な紅葉の見ごろよりもほんの少し早めだったものの、赤く色づいた葉っぱも多く、写真を撮っている人も多数。
参拝を終えたところで向かったのが、「大山阿夫利神社」の下社のすぐそばにある飲食店。人気ラーメン店「AFURI」で早めの昼食をとることに。この店舗は、紅葉シーズンの土日祝限定でオープンしている期間限定店舗で、昨年まではライトアップ期間のみの出店だったものが、今年は営業日を追加したのだそう。
早めの時間帯だったこともあり、待ち列などはなくすぐに注文。定番の「柚子塩らーめん」を食べて満腹に。プチハイキングに向けてエネルギーもチャージ。
往復1時間のプチハイキングへ
ハイキングスポットとして人気が高い大山は、複数のハイキングコースがあるのも魅力。片道90分ほどで到着する山頂には、「大山阿夫利神社」の本社があり、富士山や房総半島、伊豆諸島まで眺めることができる。
今回は本格的な登山仕様ではなかったため、片道30分ほど登った部分にある「見晴らし台」までプチハイキング。途中にある滝「二重滝」などを見つつ見晴らし台へ。
見晴らし台にはベンチやテーブルなどがあり、休憩を楽しむ人たちが多数。わずか30分登っただけではあるものの空気が澄んでいて、リフレッシュすることができた。
絶景カフェ「茶寮石尊」へ
帰りも30分ほど山を下り、「大山阿夫利神社」の下社付近に戻ってきたところで、気になっていたカフェ「茶寮 石尊」へ。
「茶寮 石尊」は、ミシュランで二つ星を獲得した絶景が楽しめるカフェ。テラス席からはパノラマの景色が眺められるのが魅力で、升に入ったティラミスや水まんじゅうなどのスイーツやガレット、コーヒー、ほうじ茶ラテなどのメニューがある。
タイミングがよかったのか運よくテラス席でティータイム。景色もキレイで非日常を味わえて大満足。ちなみにテラス席のほかにも座敷やテーブル席もあり、子ども連れで訪れている人も多い様子。
「茶寮 石尊」でお茶した後は少しブラブラしつつケーブルカーで下山。滞在したのは半日程度だったものの、かなり楽しめて大満足の1日だった。
都心から日帰りで行ける紅葉スポット「大山」。気になる人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)
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