グレン・パウエル、思いがけないハプニングに“死”が頭をよぎった
映画『トップガン マーヴェリック』で傲慢だけど憎めないハングマンを演じたグレン・パウエルが、同作品で共演した先輩俳優のトム・クルーズに「殺された」と思った出来事について米人気トーク番組『The Tonight Show(原題)』で語った。
グレンやルースター役のマイルズ・テラーをはじめとする若手パイロット役のキャストは、撮影終了後もトムと個人的に連絡を取るなど、実生活でも強い信頼関係で結ばれていることで知られるが、なかでもトムの生き様に強い憧れを持ちパイロットの免許も取得したグレンは、トムからひときわ可愛がられている印象がある。
そのトムに「殺された」とは穏やかではない。一体、何があったのか? グレンによると、『トップガン マーヴェリック』の再撮影のためにイギリスに滞在していたときに、トムに説得されてスカイダイビングに挑戦した際に“事件”は起きた。
「トムがスカイダイビングチームを手配してくれたんですが、トムの唯一の要望は、『グレンは誰かと一緒にスカイダイビングをすることができない』というものだったんです。初回は単独で飛ばなければならないと。だから、文字どおり、僕は1人で飛び降りなければなりませんでした」。しかし、結果的にその要望がグレンを恐怖に陥れることに…。
「最悪だったのは、落下しているときに(パラシュートの)タブが見つからなかったことです。まさに悪夢です。それで最初に思ったのは、『ああ、トムに殺された。(自分が死んだら)彼は責任を感じるに違いない』でした。『神よ、彼がこんなことをやれと僕に押し付けたんだ』と。タブを探しながら、『お前はトム・クルーズじゃない。トム・クルーズにはなれない。なんでこんなことしたんだ』と思いました(笑)」
ちなみに、今こうしてちゃんと生きているので説明するまでもないが、タブが見つかって無事地上に戻ってきたグレンは、死が頭をよぎるような経験した直後にもかかわらず、2度目の挑戦をしたそう。トムもかなり命知らずなことで知られるが、グレンもなかなか。(フロントロウ編集部)