チャールズ国王が、ロイヤルファミリーのすべての住居で“ある食材”の使用を禁止したことが明らかに。(フロントロウ編集部)

キャサリン妃の好物がロイヤルファミリーの食卓から消える

 イギリス王室のチャールズ国王が、自身と妻のカミラ王妃の住まいだけでなく、息子のウィリアム皇太子夫妻をはじめとするロイヤルファミリーの複数の住居で「ファアグラ」を提供することを禁じたと英The Telegraphが伝えている。

 世界三大珍味のひとつで高級食材としても知られるフォアグラだが、アヒルやガチョウに強制的に餌を食べさせて、肝臓を肥大させるという生産方法が残酷だと批判されている。イギリスではフォアグラの生産が禁止されているが、輸入や販売は禁止されていない。“フォアグラ反対派”のチャールズ国王は、即位する前から自邸のシェフにフォアグラの使用を禁止していて、一族の家長となった今、すべての邸宅で禁止することにした模様。

 対象となるのは、バッキンガム宮殿、故エリザベス女王の静養先として知られるバルモラル城、毎年クリスマス休暇を過ごしているサンドリンガム・ハウス、女王が晩年暮らしていたウィンザー城、アイルランドの公邸であるヒルズボロ城の5ヵ所。

画像: キャサリン妃の好物がロイヤルファミリーの食卓から消える

 ちなみに、英The Daily MailとThe Sunによると、ファアグラはウィリアム皇太子の妻キャサリン妃の好物のひとつで、以前は好んで食べていたそう。

 なお、今回の報道について、王室は動物愛護団体PETAに宛てた手紙を通じて、「王室ではフォアグラの購入も提供も行なっていません。この方針を変更する予定はありません」と認めている。(フロントロウ編集部)

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