立場上、一度に多くの人と話をしなければならなかったエリザベス女王には、“会話終了”を意味するお決まりの「ひと言」があったらしい。(フロントロウ編集部)

エリザベス女王が「この言葉」を口にしたら“会話終了”の合図

 今年9月、静養先のバルモラル城で家族に見守れるなか、96年の生涯に幕を閉じたイギリス王室のエリザベス女王。立場上、一度に多くの人と話をしなければならなかったエリザベス女王は、次から次へと素早く会話を進めるために、側近にさりげなく“会話終了”の合図を送っていたとされている。

 たとえば、エリザベス女王が肌身離さず持ち歩いていたハンドバッグには、貴重品や必要な物を入れる以外に重要な役割があった。ハンドバッグを最初に持っていたのとは別の手に持ちかえたら対話相手との“会話を終わらせるつもりである”という合図、ハンドバッグをテーブルの上に置いたら“5分以内にディナー(夕食会)を終わらせたい”という合図、ハンドバッグを床に置いたら“今すぐに会話を終わらせたい”という合図だったと言われている。

画像: エリザベス女王が「この言葉」を口にしたら“会話終了”の合図

 また、エリザベス女王には“会話終了”を意味するお決まりのフレーズもあったようだ。1980年代にエリザベス女王と面会したことがあるという読者が英The Timesに寄せた手紙によると、女王が「How interesting(とても興味深いです)」と口にした時点で面会は終了し、次の人に移るということを、女王と会う列に並んでいるときにスタッフから告げられたという。

 手紙の送り主である男性は、エリザベス女王から「あなたは何をなさっているのですか?」とたずねられたので、労働組合の役員をしていると伝えると、女王は「How very, very interesting(それはとても、とても興味深いですね)」と答え、次の人との会話に移ったと振り返っている。(フロントロウ編集部)

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