ベースメイクをしているときに「ポロポロ」が出る原因
ファンデーションや下地などのベースメイクコスメを肌に塗っていると、たまに起こるのがポロポロとしたカスが出ること。
「モロモロ」とも呼ばれるこのカスが出てくる原因には、ベースメイクで知らずのうちにやりがちなNG行為が関係していることが多いという。海外で活動するメイクアップアーティストが避けるべきと話すそのNG行為とは?
メイク下地とファンデの相性が大事
ベースメイク中にポロポロとしたカスが出るのには、メイク下地とファンデーションの相性が大きく関係している。メイクアップアーティストのリンジー・トロップがNGだと明かすのが、シリコンベースの下地と水ベースのファンデーションの組み合わせ。
リンジーは「シリコンベースの下地を塗った上から水ベースのファンデーションを重ねると、白いカスがポロポロと出てくる可能性があります」と米Byrdieで説明。もともとカルボマーやジメチコン、メチコンといったシリコン系成分はカスが出やすい傾向にあり、肌の表面にシリコンの膜をつくるシリコンベースの製品と、水をベースとしたファンデーションはキレイに混じり合うことが難しいため、とくにこの現象が起こりやすくなるのだという。
そのためリンジーは、「シリコンベースの下地を使用している場合は、シリコンベースのファンデーションを上に使用するのがオススメです」とアドバイスした。
【おまけ】肌になじむ前に重ねるのもNG
ロンドン屈指の有名美容皮膚科医であり、YouTuberとしても活動するサム・バンティング医師が教えるNG行為は、肌になじむ前に製品を重ねること。
ファンデや下地といったベースメイクで使う製品は、肌に十分になじむまでは表面に溜まった状態になるため、その状態で製品を重ねると成分同士が固まってカスが出てしまうことがあるという。それを避けるためバンティング医師は、「しっかりと吸収されて乾いたら次の製品に進むというように、ゆっくりと重ねるようにしてみてください」と米Get the glossで勧めた。
ベースメイクをしているとポロポロとしたカスがよく出る人は、NG行為をしてしまってないか見直してみて。(フロントロウ編集部)