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ディズニーの人気シリーズの新作『ディセンダント4(原題)』についてこれまでに分かっている情報をまとめ。(フロントロウ編集部)

D23 Expo 2022で『ディセンダント4』の制作が発表

 今年9月に米カリフォルニア州アナハイムで開催された世界最大のディズニー・ファンイベント「D23 Expo 2022」で行なわれたショーケースで、『ディセンダント』シリーズ待望の新作となる『ディセンダント4(原題)』の制作が発表された。

 ディズニー映画に登場する悪役の子どもたちが主人公であるディズニー・チャンネルのオリジナル映画シリーズ『ディセンダント』は、1作目が2015年に放送。ダヴ・キャメロンソフィア・カーソンブーブー・スチュワート、故キャメロン・ボイスらが出演した同シリーズは、2019年に現時点での最新作となる『ディセンダント3』が放送された。

画像: D23 Expo 2022で『ディセンダント4』の制作が発表

 『ディセンダント3』以来、3年ぶりに発表された続編の制作。『ディセンダント4』について現時点で分かっていることをまとめた。

『ディセンダント4』のキャストは?

 『ディセンダント4』では、同シリーズでアースラの娘ウーマを演じたチャイナ・アン・マクレーンが続投。D23 Expo 2022にはチャイナと共に、ディズニーの人気シリーズ『レイブンのウチはチョー大変!』などで知られるカイリー・キャントラルと、『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』のコートニー役で知られるダラ・レネーが登壇。カイリーはハートの女王の娘レッドを、ダラはウーマの妹であるウーリャ(Ulya)を演じる。

画像: D23 Expo 2022のショーケースに登壇したウーマ役のチャイナ・アン・マクレーン(左)とレッド役のカイリー・キャントラル(中央)、レッド役のダラ・レネー(右)。 ©️Courtesy of The Walt Disney Company

D23 Expo 2022のショーケースに登壇したウーマ役のチャイナ・アン・マクレーン(左)とレッド役のカイリー・キャントラル(中央)、レッド役のダラ・レネー(右)。

©️Courtesy of The Walt Disney Company

 さらに、2022年11月には、1996年に放送された実写のテレビ映画『ロジャース&ハマースタイン:シンデレラ』で主演を務めたことでも知られるシンガーのブランディと、こちらもシンガーで、映画『フィフティ・シェイズ』シリーズなどで知られるリタ・オラがキャストに加わることが明らかに。ブランディは久しぶりにシンデレラを演じるほか、リタはハートの女王を演じる。

画像: ブランディ(左)とリタ・オラ(右)。

ブランディ(左)とリタ・オラ(右)。

 加えて、Netflixのシリーズ『ベビー・シッターズ・クラブ』のマリア・ベイカーがシンデレラとプリンス・チャーミングの娘であるクロエ役で、ディズニー『クープ&キャミ どっちがイイ?』のルビー・ローズ・ターナーがハートの女王の若い頃であるブリジット役で、Netflix映画『ザ・プロム』のモーガン・ダドリーがシンデレラの若い頃であるエラ役で、Netflix映画『シニアイヤー』のジョシュア・コリーがフックという役で出演することも発表。

 さらには、これまで『ディセンダント』シリーズでフェアリーゴッドマザーを演じてきたメラニー・パクソンも続投することが発表された。

画像: 『ディセンダント』シリーズでフェアリーゴッドマザーを演じてきたメラニー・パクソン。

『ディセンダント』シリーズでフェアリーゴッドマザーを演じてきたメラニー・パクソン。

 さらに、オラドン高校の前身であるマーリン・アカデミーの生徒たちが新キャストとして参加。ペダー・リンデル(Peder Lindell)演じるモーギー(Morgie)は、史上最悪の魔女であるモルガナ・ル・フェイの息子、トリスタン・パディル(Tristan Padil)は10代のプリンス・チャーミング、アイザ・アザール(Aiza Azaar)は10代のジャスミン、グレース・ナードゥッチ(Grace Narducci)は10代のフェアリー・ゴッドマザーことフェイ、マーズ(Mars)はマレフィセント、サム・モレロスはラプンツェルの娘、カービール・ベリー(Karbir Bery)は10代のアラジン、アンソニー・パイヤット(Anthony Pyatt)は『ヘラクレス』に登場するハデスの若い頃を演じるという。

画像: マーリン・アカデミーの生徒たち。©disneydescendants/Instagram

マーリン・アカデミーの生徒たち。©disneydescendants/Instagram

『ディセンダント4』のストーリーは?

 『ディセンダント4』は、『The Pocketwatch』というワーキング・タイトルで制作が進められてきた作品。これまでの3作では、オラドン合衆国やロスト島が舞台となっていたが、来たる4作目ではこれら2つの地域に加えて、新たに『ふしぎの国のアリス』で知られる“ワンダーランド”でもストーリーが展開される。ちなみに、ワーキング・タイトルは『ふしぎの国のアリス』に登場する“懐中時計”にちなんでいる。

 脚本を手がけるのはダン・フレイとラッセル・ソマー。ハートの女王の子どもであるレッドと、シンデレラとチャーミング王子の子どもであるクロエをメインに描かれ、正反対のキャラクターだという2人は、オラドン合衆国でお祝いをしている時に混乱に巻き込まれ、協力することに。クーデターを阻止するために、マッドハッターの息子が創った懐中時計を使って過去に戻り、重大な結果につながる出来事を止めるというストーリーになるという。

画像: 『ディセンダント4』のストーリーは?

 映画『アドバンテージ』で知られるジェニファー・ファンが監督と共同プロデュースを務め、『ディセンダント』シリーズを手がけたマーク・ハフェリングがプロダクション・デザイナーを務める。

ダヴ・キャメロンやソフィア・カーソンらの続投はある?

 気になるのは、マレフィセントの娘マルを演じたダヴ・キャメロンや、イーヴィル・クイーンの娘イヴィを演じたソフィア・カーソン、ジャファーの息子ジェイを演じたブーブー・スチュワートという、メインキャラクターたちの続投はあるのかということ。

画像: ダヴ・キャメロンやソフィア・カーソンらの続投はある?

 ダヴは2022年5月に米PopBuzzとのインタビューで、“もし『ディセンダント』のリブートが製作されたら出演したいか?”という質問に、「私は『ノー』と言うでしょうね。オリジナルキャストが全員揃わなければ、別物になってしまうと思うから。今作るのと、私たちが作ったものは違うものになってしまうと思います。私たちは物語を伝え切りました。完遂したのです」とコメントして、続投する可能性を否定。

 さらに、ソフィアも2022年9月に米ETとのインタビューで4作目に出演する可能性を否定。「私たちにとって、『ディセンダント』は『ディセンダント3』で終わったのです。でも、作品に寄せられる愛はいつだって素敵なものですし、彼らの幸運を祈っています」とコメントを寄せた。

『ディセンダント4』の配信時期は?

 『ディセンダント4』の撮影は2023年にスタート。ディズニープラスでの配信が決定しているものの、具体的な配信日については現時点で分かっていない。

(フロントロウ編集部)

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