ヘンリー王子が王室離脱前の“最後の公務”で感じたこととは。Netflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で当時の心境を語った。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子が“最後の公務”を振り返る

 ヘンリー王子が、王室離脱前の“最後の公務”についてNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で振り返った。 

 ご存じの方も多いと思うが、ヘンリー王子と妻のメーガン妃は2020年3月末をもって高位王族としてのポジションを退いた。王室を離脱後、夫妻はイギリスを離れ、メーガン妃の母国であるアメリカに移住。なお、この出来事がきっかけとなり、現在も夫妻とロイヤルファミリーのメンバーのあいだには深い溝がある。

 夫妻にとって“最後の公務”となったのは、2020年3月9日(現地時間)にロンドンのウェストミンスター寺院で行なわれたコモンウェルス・デー(英連邦記念日)の礼拝。メーガン妃が家族と会うのは、同年1月に王室離脱を発表して以来初めてだったという。エリザベス女王チャールズ国王(※当時は皇太子)、ウィリアム王子(※当時は王子)らロイヤルファミリーのメンバーが勢ぞろいした最後の公務では、ヘンリー王子夫妻とウィリアム皇太子夫妻が笑顔で挨拶を交わす場面もあったが、実際の空気はどうだったのか?

画像: ヘンリー王子が“最後の公務”を振り返る

 そのときの映像や写真を見ると、皆、表情が険しく、どことなく冷たい雰囲気が漂っていたが、ヘンリー王子もそう感じていたそうで、「中継用のテレビカメラや会場にいた人たち、その様子を家で見ている視聴者、色々な人たちの視線を感じるなかで家族と会うのは緊張しました。まるでソープオペラ(メロドラマ)のようなエンターテイメントの世界にいるようでした」と言うと、「家族とのあいだにものすごく距離があるように感じました。彼らのやり方では『どう感じるか』よりも『どう見えるか』が重要なのです。冷たく見えたし、冷たく感じました」と語った。

 なお、当時の生活拠点だったカナダで帰りを待つ幼い息子に会うために、礼拝が終わったあと王室に別れを告げてすぐさま空港へと向かったというメーガン妃は、『ハリー&メーガン』で「ウェストミンスター寺院を出て、それでおしまいでした」、「(王室の一員として)一生懸命やったんです。ただ、それでも十分ではなかったのだと思い知らされました。(頑張ったけど)馴染むことができませんでした」と涙をにじませた。(フロントロウ編集部)

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