ケビン
10歳の時に出演した『ホーム・アローン』がきっかけで、“世界一有名な子役”となったケビン役のマコーレー・カルキンだが、それからわずか数年後に俳優休業を宣言。2003年公開の映画『パーティ★モンスター』でスクリーン復帰を果たすも、それからしばらくのあいだは薬物中毒に苦しみ、“重度のヘロイン中毒で余命半年”と報じられたこともあった。
そんな波乱万丈な人生を送ってきたマコーレーも、2017年にディズニー・チャンネル出身のブレンダ・ソングと交際を始めてからは公私ともに順調で安定した生活を送っており、2021年には第1子となるダコタが誕生した。
最近の活動はというと、今年11月に日本でデジタル配信がスタートしたドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリ:2つの指輪』に出演しているほか、「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」をテーマにしたシリーズ『Macaulay Culkin’s Midlife Crisis(原題)』を制作中であると伝えられている。
泥棒コンビのハリー&マーヴ
泥棒コンビのハリー役でおなじみのジョー・ペシは、『ホーム・アローン』シリーズの1作目と同じ1990年に公開された映画『グッドフェローズ』でアカデミー助演男優賞を受賞。これまでに数々の映画に出演し、一度は俳優業を引退するも、9年ぶりにスクリーンに復帰した2019年公開の映画『アイリッシュマン』で、実在したマフィアのボスを演じて再びアカデミー助演男優賞にノミネートされた。79歳になった現在も俳優としての活動を続けており、コメディ俳優のピート・デヴィッドソンの自伝的ドラマ『Bupkis(原題)』にピートの祖父役で出演することが決まっている。
泥棒コンビの片割れマーヴを演じたダニエル・スターンは、その後も俳優として精力的に活動しており、2023年に配信が予定されているApple TV+の人気ドラマ『フォー・オール・マンカインド』のシーズン4に出演することが発表されている。また、彫刻家として展覧会を開くなど、アーティストとしても活動。
鳩おばさん
ケビンと心を通わせる鳩おばさんを演じたブレンダ・フリッカーは、1989年に映画『マイ・レフトフット』でアカデミー助演女優賞を受賞したオスカー俳優で、『ホーム・アローン2』がヒットしたあとも継続的にドラマや映画に出演。2012年に破産していたことが明らかになり、2014年以降は出演作が途絶えていたが、2021年頃から活動を再開し、今年3月にイギリスのITVで放送された全4話のドラマ『Holding(原題)』ではメインキャストのひとりとして名を連ねている。
プラザホテルの接客係のヘクター
ケビンが宿泊したプラザホテルで接客係として働くヘクターを演じたティム・カリーは、2012年に脳梗塞を発症し、その影響で現在は車椅子を使用している。元々、声優としての活動も多かったことから、脳梗塞を発症して以降も声のみの出演で演技の仕事を続けている。
公の場に姿を見せる機会は減っているが、2021年に米シアトルで開催されたエメラルドシティ・コミコンに出席しファンと交流した。
ケビンの母ケイト
ケビンの母親で忘れっぽいところがあるケイトを演じたキャサリン・オハラは、『ホーム・アローン』以降もドラマや映画に多数出演。2015年から2020年にかけて放送されたコメディドラマ『シッツ・クリーク』でメインキャラクターのひとりであるモイラ・ローズを演じて、第78回ゴールデン・グローブ賞のテレビシリーズ ミュージカル/コメディ部門の主演女優賞を受賞した。
最近では、現地時間12月2日に米ボストンで開催されたアースショット賞の授賞式に出席し、イギリス王室のウィリアム皇太子&キャサリン妃と対面を果たした。
ちなみに、ケビンの父ピーターを演じたジョン・ハードは2017年に心臓発作で亡くなった。
ケビンの兄バズ
ケビンのいじめっ子の兄バズを演じたデヴィン・ラトレイは、2021年に当時交際していた恋人に暴力を振るって“クリスマスの2日前”に逮捕された。
(フロントロウ編集部)