映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ラモンダ役でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットが、故チャドウィック・ボーズマンの功績を称えた。(フロントロウ編集部)

アンジェラ・バセットが故チャドウィック・ボーズマンに思いをはせる

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、先代のワカンダ国王ティ・チャカの妻で、ティ・チャラとシュリの母でもあるラモンダを演じたアンジェラ・バセットが、第80回ゴールデン・グローブ賞で映画部門の助演女優賞を受賞した。

画像: アンジェラ・バセットが故チャドウィック・ボーズマンに思いをはせる

 前作で主人公のティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンはがんを患っていて、約4年間に及ぶ闘病生活の末、2020年8月に43歳の若さで亡くなった。劇中でチャドウィックの母を演じたアンジェラは、「まず、自分の言葉を探さないといけません。緊張で心臓がドキドキしています」、「1994年1月22日、私はこのステージに立ち、『TINA ティナ』でゴールデングローブ賞を受賞しました。故トニ・モリスンは、『あなたの人生はすでに、あなたが運命を決めるのを待っている奇跡のようなものです』と言いました。運命の出会いを実現するためには、信じる勇気、忍耐力、そして本当の意味での自分らしさが必要だと思います」と言うと、家族や関係者、映画の制作に携わったマーベルのスタッフに感謝し、“亡き息子”のチャドウィックの功績を称えた。

 「夕暮れに涙しても、喜びが朝にやってきます。私たちは愛を持って一緒にこの旅に乗り出しました。私たちは一緒に悲しみ、愛し、癒やされました。私たちは毎日、どんなときもチャドウィック・ボーズマンの光と魂に包まれていました。この歴史的な『ブラックパンサー』シリーズは彼のレガシー(遺産)の一部であり、(この作品を通して)彼が私たちを導いてくれたことに喜びを感じます。私たちはカメラの向こう側、そして表と裏で、黒人の団結とリーダーシップがどのようなものなのかを世界に示しました」

 こう語ったアンジェラは、最後に「マーベルファンの皆さん、このキャラクターを受け入れ、たくさんの愛情を注いでくれてありがとうございます。私たちは、このノミネートと受賞で歴史を作りました。これは私たち全員のものです」と、作品を応援してくれるファンに感謝した。(フロントロウ編集部)

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