ヘンリー王子が『Spare』の草稿から除外されたエピソードのなかに、兄ウィリアム皇太子や父チャールズ国王にとって「世間に知られたくない話」があることを示唆。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子が暴露本から除外したエピソードの存在を明かす

 半生を綴った回顧録『Spare(原題)』を出版したイギリス王室のヘンリー王子が、同著には除外されたエピソードがいくつもあることを英The Telegraphのインタビューで明かした。

 ヘンリー王子によると、『Spare』は草稿段階で現在のページ数の2倍である800ページもあったそうで、「2冊の本になっていたかもしれません。(内容を)カットする作業が大変でした」と言うと、単純にページ数の関係で除外された話もあったが、ゴーストライターのJ・R・モーリンガー氏に渡した参考資料のなかには世に出すことは“絶対に許されない内容”も含まれていたことを示唆した。

 「(内容はどうであれ)本の中で家族について触れるだけで、私はトラブルになるでしょう。それはわかっていましたが、私の物語を彼らなしで語ることは不可能です。なぜなら、彼らはこの物語の中で非常に重要な役割を果たしているからです。それに、(読者は)本の登場人物全員のキャラクターや個性を理解する必要があるからです。でも、とくに私と兄、そして少しではありますが私と父とのあいだにあった出来事のなかには、世間に知られたくないものもありました。(もしそれを公にしたら)彼らは私のことを許してはくれないでしょう」

画像: ヘンリー王子が暴露本から除外したエピソードの存在を明かす

 『Spare』には、その“世間に知られたくない話”を除いたウィリアム皇太子とチャールズ国王に関する複数のエピソードが含まれているが、2人からしたら、どれも世間には知られたくなかったはず。

 ヘンリー王子は「(本の中に)私が入れた話について、どのみち彼らは私を許さないだろうという意見もあるかもしれません」としたうえで、「でも、『あなたたちがしてきたことをすべて許します』というのが私の考えです。被害妄想だとか猜(さい)疑だとか言う前に、彼らには私とちゃんと面と向かって話をしてほしいです。なぜなら、私が本当に望んでいるのは説明責任だからです」とコメント。さらに、「妻(メーガン妃)への謝罪です」と付け加えた。(フロントロウ編集部)

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