ハリー・メリングがダドリー役からの脱却を語る
映画『ハリー・ポッター』シリーズで、主人公のいとこでいじめっ子のダドリー・ダーズリーを演じた俳優のハリー・メリングが、シリーズ最終作が公開されてから10年以上経った今もなお「『ハリー・ポッター』に出ていた人」あるいは「ダドリー役」として認識されることについて英NMEのインタビューで語った。
ダドリーを演じていた頃はまだ10代だったハリーも今や33歳。まわりに家庭を持つ友人が増え、『ハリー・ポッター』の本を読んだまたは映画を見たという友人の子どもたちは、ハリーがダドリーを演じていたことをちゃんと知っているそうで、「Uncle Harry's Dudley(直訳:ハリーおじさんのダドリー)」と呼ばれているという。
そんなハリーは近年、ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』や、映画『オールド・ガード』や『悪魔はいつもそこに』などのNetflixオリジナル作品に出演し、ようやくダドリー役から脱却しつつある。
誰かに『ハリー・ポッター』の話をされたら「もちろん参加する」と話すハリーは、ダドリーを演じたことを恥じているわけではなく、その存在は「つねにそこにあり続けるもの」だと理解しているとしたうえで、「ただ、10歳の時にやったことではなく、今やっていることを話題にしてほしいです」と本音を吐露。ただ、最近は話題作への出演が続いた影響による変化も感じているそうで、「自分の物語が変わってきているように感じるのは、とてもいいことだと思います」とも述べている。(フロントロウ編集部)