映画『ハリー・ポッター』シリーズでロンを演じたルパート・グリントが、2022年10月に亡くなったハグリッド役のロビー・コルトレーンの葬儀に参列しなかった理由を明かした。(フロントロウ編集部)

ルパート・グリントが亡くなったロビー・コルトレーンについて語る

 映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーの親友ロンを演じたルパート・グリントが、亡くなったダンブルドア役のリチャード・ハリスやスネイプ役のアラン・リックマン、ハグリッド役のロビー・コルトレーンについて英GQのインタビューで語った。

 1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』と2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でダンブルドアを演じたリチャードは、2002年に悪性リンパ腫で死去した。ルパートによると、リチャードの死は彼が初めて経験する死だったそうで、「13歳のとき、2作目のプロモーションでホテルにいるときに(亡くなったことを)知らされました。考えるのも辛いことでした」と言うと、亡くなったリチャードやアラン、ハグリッドは自身にとって家族のような存在で、「親ではなく、叔父や祖父母のような感じでした。彼らは皆、私の人生のなかで潜在意識のような存在だったんです」と続けた。

画像: ©︎WARNER BROS. PICTURES / Album/Newscom

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 ちなみに、ロビーの訃報を受けて、「胸が張り裂けそうな思いです。葉巻と髭用のグルー(のり)の匂いが忘れられません。本当に素晴らしい組み合わせです。ハグリッドを演じられるのは、この地球上に他に誰もいません。ロビーだけです。本や映画の中のハグリッドがそうであったように、ロビーは実生活でも、温かく、思いやりがあり、最高に面白い人でした。(映画のはじまりから)何十年が経っても私たちを気づかって守ってくれるような、巨大な心の持ち主でした」と追悼の声明を発表したルパートは、今回のインタビューで「ロビーを失ったことは、とりわけ辛い出来事でした。彼は本当に素晴らしい存在でした」と改めてロビーの死に言及。

 葬儀に参列しなかった理由を聞かれると、「仕事以外での彼を知っているとは言えません」と答えるにとどめた。ただし、ロビーやアランをはじめとする年上の役者たちとの絆は特別なものだそうで、「彼らは座って堅苦しい話をしたり、アドバイスをしてくれるような人たちではありませんでした。でも、彼らの近くで、彼らを観察するのが好きでした」と愛おしそうに振り返っている。(フロントロウ編集部)

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