イドリス・エルバ×ティルダ・スウィントンのファンタジー
8年前に映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で世界を熱狂させたジョージ・ミラー監督の最新作が、2月23日に遂に劇場公開！ 小説家・詩人であるA・S・バイアットの短編小説『ザ・ジン・イン・ザ・ナイチンゲールズ・アイ』を原作とした映画『アラビアンナイト 三千年の願い』は、優しい魔人と一人が好きな学者の物語。
ティルダ・スウィントンが演じるアリシアは、古今東西の物語や神話を研究するナラトロジー（物語論）の専門家。講演のために訪れたトルコのインタブールで美しいガラス瓶に惹かれ、購入してホテルの部屋へ持ち帰ったところ、なんと中から魔人のジンが現れた！ アリシアへのお礼、そして自分の呪いを解いて自由になるために「3つの願い」を叶えてあげると申し出たジンだったが、アリシアは拒否。そこでジンは彼女の考えを変えるために、紀元前から3000年におよぶ自分の物語を語り始める。するとアリシアは、魔人も、自分すらも驚かせる願い事をするのだった…。
イドリス・エルバが監督やティルダについて語る！
『アラジンと魔法のランプ』で有名なイスラムの説話集『アラビアンナイト』をモチーフに撮りあげた壮大なファンタジー映画である本作でジンを演じたのは、イドリス・エルバ。これまでMCU作品やアクション映画に多く出演してきて、2018年には米Peopleが選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれた彼が、ファンタジー映画でどのような魅力を発揮するのか、興味がそそられる。
彼は本作の映像について、「どこか懐かしい感じがして、歴史も美的感覚もどれもすばらしくて、感動した」そうで、絢爛豪華なセットや衣装のなかで彼の存在感は映えるだろう。そんな彼が本作への出演を決めた理由は、ミラー監督とティルダとの共作であることだったという。
「最初にこの物語を知った時とても美しくて、幻想的なストーリーだと思った。これまでとは少し異なる作風に、ジョージの新たな挑戦だと思ったよ。でも、核心となる部分には、感動の物語があった」と話して監督の作風について述べたうえで、「ティルダは、すごい俳優。威厳にあふれているだけでなく細部に至るまで徹底した演技を見せてくれる。１つひとつの言葉に至るまでね。僕たちは 撮影中の３年間に多くの議論を重ねてキャラクターやストーリー、互いの関係について突き詰めた。ティルダとの仕事はすべて想像以上で最高だったよ。理想の共演者だと思う」と、彼女の才能を絶賛した。
インタビューでは、イドリスがティルダとの共演についてさらに深く語るほか、本作の肝となる“３つの願い事の重要性”、ジンの役柄についてなど語った。
『アラビアンナイト 三千年の願い』は、2月23日より全国ロードショー。
（フロントロウ編集部）
