ジョナサン・メジャースがマーベルとの初ミーティングを途中退席!?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に征服者カーン役で出演するジョナサン・メジャースが、マーベルとの最初のミーティングを途中退席しようとしたことを米Vanity Fairのインタビューで明かした。
ジョナサンが演じるサノス級の新ヴィラン、征服者カーンは、『Avengers: The Kang Dynasty(原題)』(2025年公開予定)と『Avengers: Secret Wars(原題)』(2026年公開予定)にも登場することが決まっているが、ジョナサンのマーベルでのキャリアは始まる前に終わっていた可能性もあった。
ジョナサンがマーベルと初めて面談を行なったのは2016年。名門イェール大学の演劇学科を卒業した直後のことだった。Vanity Fairのインタビューで、征服者カーン役を引き受けることに不安はなかったかと聞かれたジョナサンは、「あとで災いとなって戻ってこないことを願うばかりですが、私はマーベルのミーティングを抜け出そうとしました」と言うと、こう続けた。
「ずいぶん前のことです。当時、私は演劇学校を出たばかりで、(仕事をもらうために)町中を走り回っているような状況でした。マーベルのオフィスに座っていたのはそんなときです。私は決まったやり方のなかで育ったこともあって、誰の時間も無題にしたくないと思いました。(マーベルのオフィスの)中に入ったら、みんなとても忙しそうにしていました。ふと『自分はここにいるべきなんだろうか?』と思ったんです。(待ち時間が)あまりにも長かったので、『もう、行きますね。大丈夫です。帰ります』と言いました」
しかし、ちょうど出て行こうとしたときに、MCUのほぼ全作品でキャスティング・ディレクターを務めてきたサラ・フィン氏がジョナサンと話をするためにこちらに向かっていると告げられたそうで、「部屋に戻って、(フィン氏と)話をしました。素晴らしい会話を交わしました。カーンについて話をしたのは、それから3年後くらいだと思います」と、危うく絶好のチャンスを逃すところだったと語った。
なお、カーンを演じることに不安はないかという問いには、「カーンを演じることに今は何の不安もありません。『イエス』と言った瞬間から全体像が見えてきて、そこに並べられたものはまとまりがありました」と答えている。(フロントロウ編集部)