『ホワイト・ロータス』が日本に来る!?
リゾートホテルを舞台に富裕層と労働者階級のキャラクターたちが登場し、格差社会に鋭く切り込んだブラックコメディとして高い評価を受けているドラマ『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』。シーズンごとに場所が移る本作は、シーズン1ではアメリカのハワイ、シーズン2ではイタリアのシチリア島という観光地が選ばれた。
シーズン3の制作も決まっているが、詳細はまだ不明。しかし、思わぬ人が情報を流してしまったかもしれない。米Vultureのインタビューに登場したジョニー・ノックスビルといえば、ヤバイおバカコメディ『ジャッカス』で有名だが、インタビュアーは『ホワイト・ロータス』に彼が出演したら面白いと考えた。そこで、もしオファーがあったら出演するつもりがあるかどうかと質問したところ、こんな答えが…。
「（ドラマのクリエイターである）マイク・ホワイトは非常に親しい友人ですよ。彼と僕は一緒に東京へ行ったこともあります。私が思うに、あそこが次の…。あっと。何もバラしませんよ。この取材が終わったらすぐに彼に電話しようかな」
なんと、ただ彼がドラマに出るつもりがあるか聞いただけなのに、シーズン3の舞台が東京になる可能性が発覚！ 出演者や製作スタッフでもない彼から、まさかの秘密情報が出てくることになるとは。
とはいえ、マイクも過去に何度か、次はアジアの国を舞台にしたいと考えているとコメントしており、2022年8月に米Vultureで「もしシーズン3があるなら、シーズン1のキャラクターを…、例えば日本で再登場させる可能性を想像してみました」と発言。シーズン2最終回のリキャップでは、「最初のシーズンはお金に光を当て、次のシーズンではセックスについてでした。そしてシーズン3ではもしかしたら、死や東洋の宗教、精神に対する皮肉や面白い見方のようなものになるかもしれない。『ホワイト・ロータス』でまた何かをするのは、良いタペストリー（※）になると感じます」と話し、2022年10月には米Deadlineのインタビューで、「まったく違う大陸に行くのは面白いと思うんです。ヨーロッパはやったので、次はアジアでしょうか。クレイジーな要素がある場所では面白くなるでしょう」と語っている。
※入り組んだ一連の出来事を指す。
これは、日本のファンからすれば大歓喜の情報！ しかし一方で、実現するかは微妙なところ。というのも、海外の作品が日本で撮影許可を得るのは大変で、面倒ごとも多く、日本が舞台で日本人俳優も多数出演している映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』ですら、ほとんどのシーンは日本以外で撮影された。
ハリウッドでは、東京が撮影場所として注目の的になってきた。クロエ・モレッツとジャック・レイナーはフロントロウのインタビューで、ドラマ『ペリフェラル～接続された未来～』を東京で撮影したいと懇願していると明かしてくれ、プロデューサーも2人に、「来シーズンは東京かな？」と話しているのだという！
『ホワイト・ロータス』は少なくともアクション作品ではないし、2019年にはリアリティ番組『クィア・アイ in Japan!』のヒットもあった。また、リゾート地が舞台の『ホワイト・ロータス』なら、東京ではなく、日本のどこか別の場所で撮影される可能性もあるはず。どうにか実現してほしいが、どうなるだろうか。
（フロントロウ編集部）
