ペイバック役のジェイ・エリスがモデルを辞めたワケ
映画『トップガン マーヴェリック』でペイバックを演じたジェイ・エリスは、俳優になる前にモデルとして活動していた。そんなジェイが、モデルを辞めるきっかけとなった出来事について米トーク番組『The Jennifer Hudson Show(原題)』で振り返った。
当時、16人のモデル仲間とひとつ屋根の下に暮らしていたジェイは、モデルだらけの共同生活について「下は16歳ぐらいから上は36歳ぐらいまで、さまざまな年齢の人たちが住んでいました。ひとつの建物にすべての厄介なものが集結した感じでした。人間はいくつになっても厄介ですが、(年齢層が幅広かったので)色々な種類の厄介が集まっていました(笑)」と冗談まじりに言うと、続けて、あるオーディションがきっかけでモデルを辞めたことを明かした。
ある下着広告のオーディション会場に行くと、廊下に順番を待つ大勢のモデルのが並んで待っていたそうで、部屋の中に入ると3人の審査員がいて、イスとその上に下着が置かれていた。「部屋に入って、名前を言って、写真を撮って、(審査員に)背を向けてズボンを下ろし、(審査員から)お尻が丸見えの状態でイスに置いてあった下着をつけるんです」。オーディションのプロセスについてこう説明したジェイは、自分の順番が回ってきたときにふとあることに気づいたという。
「(今まさに自分がはこうとしている)この下着を、すでに25人くらい試着しているということに気づいたんです。そして、恐らく自分がはいたあとに15人くらい試着したかもしれません。私は16人の野郎どもと暮らしていましたから、彼らがどれだけ不潔か知っています(笑)しかも、そのうちの8人がオーディションにいたんです」
ジェイがこう語ったあと、番組の観覧者たちからは「おぉ〜」という悲鳴に近い声が漏れた。
ちなみに、「申し訳ありません。私はここにいるべきではありませんでした。両親はこのために僕を苦労して育てたわけではありません」と言ってオーディションを辞退したジェイは、これを機にモデル業界からも去ったそう。(フロントロウ編集部)