実際に起きた連続レイプ事件を基に、サラ・ポーリー監督が映像化した『ウーマン・トーキング 私たちの選択』の全国公開が決定した。(フロントロウ編集部)

女性たちの“話し合い”を描く『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

 2010年.自給自足で生活するキリスト教一派の村で連続レイプ事件が起こる。男性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」だと否定していたが、ある日それが実際に起こっていた犯罪だということが明らかになった。男性たちが街へ出かけている2日間で、尊厳を奪われた女性たちは自分たちの未来を懸けた話し合いを行なう。自分たちは赦すのか、闘うのか、それとも去るのか…。

 2005年から2009年にかけてボリビアで実際に起きた事件を基に、ミリアム・トウズが描いた小説『WOMEN TALKING』は、2018年にNEW YORK TIMESブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれた。そしてそれを映画化したのは、『死ぬまでにしたい10のこと』の俳優としても知られ、『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督として鮮烈なデビューを果たしたサラ・ポーリー監督。本作もすでに多くの映画賞で受賞しており、アカデミー賞では作品賞と脚色賞にノミネートされている。

 女性たちを演じるのは、ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーなどの実力派俳優たち。そこにベン・ウィショーも加わり、さらに、プロデュースも務めたのがオスカー俳優のフランシス・マクドーマンドだ。

 そして、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』の日本公開日が決定。2023年6月2日より全国公開となる。また、このたび公開されたポスタービジュアルでは、女性たちの口元をタイトルが覆う。右から差し込む光は、彼女たちの希望の光なのか…。

画像: 女性たちの“話し合い”を描く『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

(フロントロウ編集部)

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