良い人として知られるキアヌ・リーブスが、思いやりを大切にしている理由を明かした。そこには、親しい人達の死を経験してきたキアヌの思いがあった。(フロントロウ編集部)

キアヌ・リーブスが良い人でいる後ろには「決意」があった

 インターネット上では“聖人伝説”が出来るほど、良い人として有名な俳優のキアヌ・リーブス。がんの研究のために多額の寄付をしたり、ホームレスの人と仲良くなったり、一緒に働いたスタッフたちにプレゼントをしたりと、良い人エピソードには事欠かないが、彼が人に対して思いやりを持つのには理由があった。

 先日、米掲示板サイトRedditの質問コーナーでファンと交流したキアヌ。すると1人のファンが、キアヌの性格の核心に迫るため、「とても思いやりがある理由はなんですか?」と質問した。キアヌが明かした思いとは…?

 「…私たちは死ぬ…そして私たちはみんな、あらゆる助けを必要としているでしょう」

画像: キアヌ・リーブスが良い人でいる後ろには「決意」があった

 “死”を考え、すべての人は助けを必要としているから、自分は思いやりを持つと話したキアヌ。彼が短くシンプルなこの言葉を綴ったことには、胸が締めつけられる。

 キアヌといえば、身近な人の死を多く経験してきている。過去に交際していたジェニファー・サイムとの間には子どもを授かったが、1999年に死産。その後ジェニファーとは破局したものの、交流は続いていた。しかし2001年にジェニファーが交通事故で突然この世を去った。彼女の葬式ではキアヌが棺を運ぶ姿が目撃されている。また、彼はリヴァー・フェニックスと親友だったが、リヴァーは1993年に23歳で死去した。さらに、幸運なことに亡くなっていないが、妹のキムは過去にがんで闘病していた。

 そんな経験をしてきたキアヌだからこそ、すべての人に終わりがくる人生のなかで、人に対して思いやりを忘れないことを決意したのだろう。キアヌはサラッと良いことをするため、ただ性格が良いのだと思ってしまうが、その行動の後ろには深い決意があった。

 では、そんなキアヌに影響を与えた人は誰なのか? 別のユーザーが、「今までで1番役に立ったアドバイスはなんですか?」と聞いたところ、キアヌはこんなことを明かした。

 「…アドバイスというものをあまり受け取ったことがないのですが…見本を示してくれる人には多く出会ってきました…そのうちの最も良い例は、忍耐強くいるということです」

 誰かに言葉で何かを言われたというよりは、人の行動を見て、学んできたというキアヌ。父親と疎遠で、10代の頃には学校や教師たちと上手くいかず、転校を繰り返した経歴がある彼だが、良い人達にも出会っていた。そんな彼は現在、アーティストのアレクサンドラ・グラントと穏やかに交際を続けている。

(フロントロウ編集部)

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