オースティン・バトラーが過酷な役作りの裏側を明かす
映画『エルヴィス』で伝説のシンガー、エルヴィス・プレスリーを演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーが、晩年のエルヴィスの体型に寄せるために“ある方法”で体重を増やそうとしたことを米Varietyに明かした。
オースティンが実践した方法は、映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリングが過去に実際に行なったものだという。
「ライアン・ゴズリングが『ラブリーボーン』に出演するために(※)、ハーゲンダッツ(アイスクリーム)を電子レンジでチンして飲んでいたと聞いたんです。だから、僕もそうしました。それから、ドーナツを2ダース(12個入り×2)買ってきて全部食べました。本当に体重が増え始めました」
※ライアンが役作りでハーゲンダッツを溶かして飲んで体重を増やしたのは事実だが、キャラクターのイメージに合わないという理由でクランクイン直前に降板。マーク・ウォルバーグが代役を務めた。
オースティンは細身でスラっとしたモデル体型ということもあり、晩年のエルヴィスを演じることができると製作陣を納得させるためにも、マネージャーから体重を増やすよう勧められたとVarietyに語っている。
しかし、この増量法を始めてから最初の1週間は楽しかったが、だんだんと「自己嫌悪に陥った」とのこと。また、新型コロナウィルスのパンデミックにより、時系列で撮影する計画が頓挫してしまったため、実際に体重を増やすのはあきらめて、体型を調整するための専用のスーツを着て撮影に臨んだそう。(フロントロウ編集部)