オスカー女優ケイト・ウィンスレットと彼女の娘が親子を演じ、英国アカデミー賞テレビ部門への3部門ノミネートでも話題沸騰中のドラマ『I AM ルース』。イギリスの女性視聴者たちから高く支持されている本作。3月27日(月)よりAmazon Prime Video チャンネルの「スターチャンネル EX」で独占日本初配信したドラマの見どころを特集。

BAFTA TVに3部門ノミネート! UKで大絶賛の一話完結ドラマ

 ケイト・ウィンスレット(47)と実の娘ミア・スレアプレトン(22)が、初の本格共演をしたドラマ『I AM ルース』で、英時間3月22日に発表されたBAFTA TV(英国アカデミー賞テレビ部門)で作品賞(単品ドラマ部門)と、主演女優賞と、撮影&照明賞の3部門にノミネートされて話題を呼んでいる。

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 『I AM ルース』は2022年12月にイギリスで放送された一話完結のドラマ。英Guardianをはじめイギリス各紙が絶賛しており、Rotten Tomatoesでは批評家スコア100%という驚異の高評価を獲得。英テレビ業界誌Broadcastによると、イギリスでは女性視聴者が70%を占めたほど女性からの支持が高く、Channel 4は本作によってこの時間帯における女性視聴者のシェアを5.4%から7.7%へと増加させたという。

 放送日である12月8日には、イギリスのツイッターで「IAMRUTH」がトレンド3位まで上昇して10時間もトレンド入りを続けたほか、ミア・スレアプレトンのグーグル検索数がイギリスで急増するなど、小さな社会現象と化した。

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※Rotten Tomatoesのスコアは2023年3月14日調べ、ツイッタートレンドのデータはTwitter Trend Archive調べ、グーグルの検索数はGoogle Trend調べ。

『I AM ルース』は「独特な撮り方」が英テレビ業界で注目されている

 一話完結ドラマ『I AM ルース』は、英テレビ界で大反響の『I AM…』シリーズの新作。

 『I AM…』シリーズは、1話ごとに異なる女性の物語を伝えるアンソロジードラマ。ドミニク・サヴェージ監督と主演女優の対話でエピソードのテーマが決められ、さらに、セリフが書かれた台本はなし。シチュエーションの大筋のみが決められた状態で、セリフはそのシーンを演じる俳優たちがアドリブで生み出していくという大胆なスタイルを取っている。

画像: 『I AM ルース』は「独特な撮り方」が英テレビ業界で注目されている

 自分が伝えたい女性の物語が伝えられ、役者としてのスキルが最大限に試される。この身のすくむような大挑戦にイギリスを代表する実力派女優たちが次々と挑んでおり、今回、ついにオスカー女優であるケイト・ウィンスレットが参戦する形となった。

 ケイトが選んだテーマは、SNSとメンタルヘルス。『I AM ルース』の主人公は、突然ふさぎ込み始めた17歳のフレヤと、娘との間に壁が出来た理由がわからず混乱する母のルース。約90分のドラマのなかで、どんどん暗闇に沈んでいく娘と、沈んでいく我が子を助け上げられずに苦しむ親の切迫した関係を描く。

画像1: ケイト・ウィンスレット親子の演技に大絶賛! 英女性が支持した『I AM ルース』の魅力とは

親は(SNSを)どうやってコントロールして、子どもたちをどのように助け、どのように境界線を作るべきか分からずにいます。持たせるべきか、持たせないべきか、どうやって止めればいいのか、全く分からないのです。だから、時には非常につらいシーンもありますが、これらのことをすべて網羅した物語を伝え、見た人に、『これは私たちのこと。極端な話に見えるかもしれないけど、私たちも同じ状況にいる。だから私たちは努力して、恐れずに解決する必要がある』と言う機会を与える作品になることが私の願いです」ーケイト・ウィンスレット、オフィシャルインタビューより

リアルと演技の線がブレた初の本格共演

 『I AM…』シリーズについて、視聴者としては女性たちの物語を楽しみ、役者としてはその手法に興味をそそられたと、英放送時のプレスQ&Aで明かしたケイト・ウィンスレット。

 セリフを完全アドリブで作っていき、最大1時間の長回しで役者たちを追って何が生まれていくかをとらえるサヴェージ監督の撮影方法は、キャリア30年を超えるケイトにとっても初であり、役者として緊張する経験だったそうだが、それこそ、このシリーズをやりたかった理由だという。

画像1: リアルと演技の線がブレた初の本格共演
画像2: リアルと演技の線がブレた初の本格共演

 2018年に俳優デビューしたばかりのミアにはなんとも大きな挑戦だが、逆に即興の演技で作られた本作において、実の娘であるミアほどフレヤ役に適した俳優はいたのだろうか。というのも、本作では2人の本能的な親子らしさがシーンに現れているからだ。

 ケイト自身は「どこまでが現実でどこまでが物語かの境界があいまいになった」と演技と現実の重複に触れており、フレヤがパニック発作を起こしたシーンでは、「本能的に」娘を抱きしめようと身体が反応するのを感じたことも英プレスQ&Aで明かしている。

画像3: リアルと演技の線がブレた初の本格共演

 ケイトにとってキャリア史上最高レベルでパーソナルな演技は、セリフにも現れている。ルースが押し黙るフレヤとコミュニケーションを取ろうとするシーンでは、子どもが“うざい”と思うようなことを言ってしまっては空回る母の様子が実にうまく演じられている。こういったシーンでは、ケイト自身の実体験が参考になっており、「ルースの発言の多くは、私の母が言っていたことなのです」と、ケイトは英王立テレビ協会のQ&Aで笑って明かした。そして結果、ケイトは英国アカデミー賞テレビ部門の主演女優賞にノミネート。同賞にはドラマ『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』でノミネート経験があるが、その時は惜しくも受賞を逃したため、もしも受賞したらキャリア初のBAFTA TV賞となる。

ついに日本上陸!配信は3月27日、TV放送は5月予定

画像: ついに日本上陸!配信は3月27日、TV放送は5月予定

 ドラマ『I AM ルース』は、『IT‘S A SIN 哀しみの天使たち』や『絶叫パンクス レディパーツ!』など、本国で社会現象級に話題になった注目海外ドラマを次々と日本上陸させている「スターチャンネルEX」が日本独占初配信。『I AM ルース』と合わせて『I AM..』シリーズ全作品が、スターチャンネルEX(月額990円税込で見放題 ※Amazon Prime会費・月額500円税込が別途必要)で見られる。

 そして5月からは、BS3チャンネル編成のプレミアム・エンタメチャンネル「BS10 スターチャンネル」にて字幕版と吹替版がテレビ初放送予定とのこと。

『I AM ルース』

画像2: ケイト・ウィンスレット親子の演技に大絶賛! 英女性が支持した『I AM ルース』の魅力とは

【配信】 「スターチャンネルEX」
<字幕版>3月27日(月)より配信開始 
<吹替版>4月配信開始予定
【放送】
<字幕版・吹替版>5月放送予定
【作品ページ】
https://www.star-ch.jp/drama/iam/sid=3/p=t/

『I AM...』シーズン2

画像3: ケイト・ウィンスレット親子の演技に大絶賛! 英女性が支持した『I AM ルース』の魅力とは

【配信】 「スターチャンネルEX」で全話配信中
出演者:サラン・ジョーンズ、レティーシャ・ライト、レスリー・マンヴィル

『I AM...』シーズン1

画像4: ケイト・ウィンスレット親子の演技に大絶賛! 英女性が支持した『I AM ルース』の魅力とは

【配信】 「スターチャンネルEX」で全話配信中
出演者:ヴィッキー・マクルア、サマンサ・モートン、ジェンマ・チャン

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