『アルマゲドン』ベン・アフレックが変えなければいけなかった部分
1998年に公開され、世界的大ヒットを記録した映画『アルマゲドン』。ブルース・ウィリスやスティーヴ・ブシェミ、ビリー・ボブ・ソーントンなど、渋い個性派が多く共演したが、当時はまだ若手俳優だったベン・アフレックやリヴ・タイラー、オーウェン・ウィルソンなどが顔を揃えたことも記憶に残る。
この前年に、幼馴染のマット・デイモンとともに手掛けた『グッド・ウィル・ハンティング』が大ヒットし、一躍世界的スターとなったベン。とはいえ、『アルマゲドン』が公開された時には25歳という若さだったが、マイケル・ベイ監督は“あること”が理由で、ベンのためだけに2万ドル(※1ドル110円換算で220万円)を使ったという。
『アルマゲドン』のDVDメイキング映像で、監督が話したところによると、それはベンの歯を取り替えるため! 「パールホワイトの歯を手に入れるために合わせて2万ドルを払いました」と明かした監督は、「ベンはこの話を嫌がるだろうな」としながらも、その理由を話した。
「私は、あごの下から撮影して、被写体を少し英雄っぽく見せるのが好きだったのですが、彼には乳歯があったんですよね。(中略)ジェリー(・ブラッカイマー)はある飛行機映画で、非常に有名な俳優の歯を取り替えさせていたので、『彼にもやったんだから、ベンにもできるだろう?』と言われました。なので私の歯医者は1日8時間、1週間を通してベンを椅子に座らせました」
この裏話によって、数々の映画をヒットさせてきた映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、一体どの俳優に歯を取り替えさせたのかも気になってしまう。『トップガン』のトム・クルーズか、『コン・エアー』のニコラス・ケイジか…!?
なにはともあれ、歯のホワイトニングや矯正は俳優だけでなく多くの人が行なっていること。そして、それらの費用は高額なことも有名なので、スケジュールはタイトだったとはいえ、ベンがそれを自分で支払わずに経験できたのはラッキーだったかもしれない。
(フロントロウ編集部)