トム・クルーズが主演兼プロデューサーを務めた映画『トップガン マーヴェリック』が複数の部門でノミネートされていた第95回アカデミー賞授賞式を欠席したことがトーク番組で物議を醸している。(フロントロウ編集部)

トム・クルーズのアカデミー賞欠席が物議に

 令和に日本で公開された実写映画としてはNo.1の興収を記録するなど、日本でも社会現象となった大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』。第95回アカデミー賞では、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』などと並んで作品賞にノミネートされ、2作の続編が同時に同賞にノミネートされるのは史上初という記録も作った同作は、結果として今年の音響賞を受賞した。

画像: トム・クルーズのアカデミー賞欠席が物議に

 同作の共同プロデューサーを務めた主演のトム・クルーズはプロデューサーとして作品賞にノミネートされており、初のアカデミー賞受賞が期待されていたが、授賞式を欠席。候補者たちが招待される2月のランチ会には出席していたトムだったが、授賞式の当日は新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』の撮影を優先して欠席を選んだと伝えられた。

 アワードという晴れ舞台よりも映画の撮影を優先するという、ストイックな彼らしい理由が話題になったが、一方で欠席を決断したことをいぶかしく感じている人も中にはいるよう。

 大御所司会者であるデヴィッド・レターマンは、トムは授賞式に出席すべきだったと考えているようで、先日、今年の授賞式で司会を担当したジミー・キンメルの米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』に出演した際、「トム・クルーズはどこにいたんだい?」とジミーに質問。「トム・クルーズがどこにいたのかはわからないのです。制作上の都合だと聞きました」とジミーが答えると、デヴィッドは次のように語った。

 「それはどういう意味だい? そんなのありえない。トム・クルーズはあの場にいて、盛大なマーヴェリックのショーを祝福すべきだったんだ」。

画像: ジミー・キンメルとデヴィッド・レターマン。

ジミー・キンメルとデヴィッド・レターマン。

 デヴィッドの発言には、「確かに彼はあの場にいるべきだったかもしれませんが、彼はいませんでした。以前あなたが言ったように、彼は自分が勝たないような気がして、来たくなかったのかもしれませんね」とジョークで応じたジミー。トムは同作の大ヒットで改めて「ハリウッドの王子」になったからこそ、授賞式には参加すべきだったと語った。

 ちなみに、番組のプロデューサーでもあるジミーの妻のモリー・マクネアニーが米Varietyに明かしたところによれば、トムは直前まで授賞式に参加する予定だったものの、本番の数日前に欠席の連絡があったという。もしトムが出席すれば、ジミーは自身がファンだというトムに捧げる3分のスピーチを行なう予定だったという。(フロントロウ編集部)  

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