トム・クルーズにも“できないスタント”がある
2022年に全世界で大ヒットを記録した『トップガン マーヴェリック』や、今年、最新作が公開される『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、これまでに数多くのアクション映画で主演を務めてきた俳優のトム・クルーズに“できないスタント”はあるのだろうか?
トムといえば、命の危険と隣り合わせのスタントも自らこなすことで知られており、同世代で活躍するキアヌ・リーブスからも「別世界にいる別次元のレジェンド」と称賛されるほどだが、本人いわく、なかには気が進まないスタントや、やってはいけないスタントもあることを米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』で明かした。
トムに何か不可能なことはないのかと粗探しをしようとするジミーの少々ひねくれた質問に答えるかたちで、できる・できないを検証。それによると、噴火している火山の上をパラセーリングしたり、ジェットエンジンを背負って竜巻の中に入ったり、2つの飛行機のあいだをジャンプしたりすることはできるという。ただし、サメの背中に乗ったり、目隠しして飛行機を操縦したりするのは“ナシ”だそうで、さらにこうも語っている。
「崖から飛び降りることはできますが、スノーボードはできません。あるいは、スケートボードに乗って、左右を確認せずに道路を横断するようなことも彼ら(保険会社)は望んでいません」
理由は危険だから。正直、崖から飛び降りるのもじゅうぶん危険だと思うが、とにかくスノーボードとスケートボードはやることを許可されていないらしい。それを聞いたジミーは、「(課せられた制約が)ドジャースのピッチャーみたいですね」とツッコミをいれた。なお、トムにはスタントダブルはおらず、今後もできるかぎり自分でスタントをやるつもりだという。
ちなみに、2017年に他界したトムの母メアリー・リー・サウスは、彼がリスクをおかすことを許してくれたというが、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で離陸する敵の軍用機「A400」にしがみつくシーンはさすがの母も肝を冷やしたようで、見たあとに「内緒にしておいてくれてよかった。(こういうことは)知らなくてもいい」と言われたそう。(フロントロウ編集部)