「とても楽しい経験でした」。最後に投稿したビデオでそう自身の人生について語ったカナダ人TikTokerのハリソン・ギルクスが亡くなったことを家族が明かした。
病院のベッドから最後の動画を投稿
癌と診断された後にTikTokアカウントを立ち上げ、死ぬまでにやりたいことリスト(通称バケット・リスト)を次々と達成していく様子を公開していたカナダ人ティーン、ハリソン・ギルクス。「残された時間でできるだけ多くの冒険をする」と誓った彼が、3月30日に家族に見守られながら病院で亡くなった。18歳だった。
ハリソンが最後にTikTok動画を投稿したのは、3月22日。病院のベッドから、最近のメキシコ旅行では「素晴らしい時間を経験できた」としながらも、旅行中に体調を崩したことを明かし、「がんが広がってしまった。おそらく、人生の残りの時間は病院にいることになると思います。そして当たり前のように、これはすごく残念なことです」とコメント。映像の終わりでは、「バケット・リストを通して、皆さんと素晴らしい経験ができました」と語り、バケット・リスト・シリーズが完結したことを宣言した。
最後の動画につけられたキャプションは、ハッシュタグがひとつ。「#fuckcancer(がんなんてくそくらえ)」だった。(フロントロウ編集部)