2004年から2009年に放送された『Lの世界』。舞台をロサンゼルス、シルバーレイクに移した続編『Lの世界 ジェネレーションQ』では、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーたちの恋愛、セックス、挫折や成功などが描かれる。東京レインボープライド2023の開催直前となる4月21日(金)にシーズン3がHuluプレミアにて配信開始。(フロントロウ編集部)

『Lの世界』の続編『Lの世界 ジェネレーションQ』とは?

 ロサンゼルスのウェスト・ハリウッドを舞台に、同性愛者のカミングアウト、同性同士の結婚、養子縁組、性転換、乳癌などリアルなテーマを扱い、大ヒットしたTVシリーズ『Lの世界』。2006年にはGLAADメディア賞最優秀ドラマシリーズ賞、2009年には同賞の審査員特別賞を受賞。エミー賞やサテライト賞にもノミネートされるなど高い評価を得て、そのお洒落な世界観とレズビアンたちの織り成す濃密な人間ドラマで、世界中の多くのファンを魅了してきた。

 2019年に放送スタートした続編『Lの世界 ジェネレーションQ』では、舞台をロサンゼルスのシルバーレイクに移し、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーたちの恋愛、セックス、挫折や成功など日常を描く。前シリーズから、ベット、アリス、シェーンの3人の現在を描きながら、新たに加わった次世代の若者たちの人生も同時に進行していく。

 そんな『Lの世界 ジェネレーションQ』のシーズン3が、東京レインボープライド2023の開催直前の4月21日(金)にHuluプレミアにて配信開始となる前に、本作の注目ポイントを3つご紹介したい。

【注目ポイント①】10年経っても変わらぬ友情と入り乱れる恋愛模様

 前作から10年後。大切な仲間との衝撃的な別れを経て、それぞれに人生の新たなステージを歩んでいるベット、アリス、シェーンの3人。年齢を重ね、穏やかな暮らしを送っているかと思いきや...全くそんな展開にはならないのが本作の魅力。ロサンゼルス市長選に立候補し、初の女性市長を目指すベットは、過去の恋愛がしがらみとなり、 大きな窮地に立たされる。

画像: 【注目ポイント①】10年経っても変わらぬ友情と入り乱れる恋愛模様

 新たな恋人・ナットと子育てに奮闘するアリスは、子どもの母親であるナットの元恋人が現れたことで、2人とまさかの関係に。シェーンは相変わらず数多の女性から言い寄られ、軽い気持ちで手を出しながらも、どうしても忘れられない恋人がいる様子。新たな仲間、見慣れた顔ぶれの登場で、その恋愛模様は回を増すごとに複雑化していく。

 いくつになっても、もがき、悩み、傷つき、傷つけられ、 それでも支え合いながら日常を生きていく。時には視聴者がモヤモヤすることもある、そんな変わらぬ人間臭い姿に、前シリーズのファンからも「相変わらずで安心した」「10年経っても素敵!」などの反響が多く寄せられている。

【注目ポイント②】新たに加入したネクストジェネレーションたちが魅力的!

 新たに加わった次世代のキャラクターたちも大活躍する本シリーズ。レズビアンカップルで結婚間近のダニとソフィ。そんな2人とシェアハウスで暮らす陽気なレズビアンのフィンリーと、もう1人のルームメイトでトランスジェンダーのマイカ。それぞれに魅力的なキャラクターたちの抱える問題も実に様々。

画像: 【注目ポイント②】新たに加入したネクストジェネレーションたちが魅力的!

 オリジナル版『Lの世界』はテレビ業界で初めてトランス男性(マックス役)を準レギュラーキャラに起用して歴史を作ったが、新作はそのさらに上をいき、アジア系のトランスキャラクターであるマイカを通して、マックスの時にはできなかった、より適切でリアルなトランスジェンダーの描き方ができているとLGBTQ+コミュニティで称賛されている。ちなみにシーズン3には、当のマックスもゲスト出演するのでお楽しみに。

 家族との軋轢、アルコール依存症、トランスジェンダーとしての職場での葛藤、ジェンダーの揺らぎなど、恋愛以外の問題も丁寧に掘り下げていくことで、物語にさらに厚みをもたらしている『Lの世界 ジェネレーションQ』。さらに、ベットとティナの愛娘、アンジーも成長した姿で登場。初めてのガールフレンドとの恋愛模様からうかがえる彼女の成長もほほえましい。

 そして、ブラック・ライヴズ・マターを経て、2人の母とは異なる黒人としてのアイデンティティと向き合いたいと考えたアンジーは、これまで身元を伏せられていた精子ドナーの提供者を極秘で探し始めるなど、一分一秒たりとも見逃すことのできない濃密なドラマが展開されていく。

【注目ポイント③】シーズン3配信開始!彼女たちが最後に選ぶ未来とは!?

 4月21日(金)からは、待望のシーズン3が配信開始となる『Lの世界 ジェネレーションQ』。シーズン3では、これまで何度も修羅場を経験してきたベットとティナの歴史が大きな山場を迎える。ここにきて、驚きのカップル成立や破局など、シリーズの醍醐味はそのままに、シェーン役のキャサリン・メーニッヒ、アリス役のレイシャ・ヘイリーという、それぞれのキャラクターと共に生きてきたと言っても過言ではない2人が監督に初挑戦するなど、新たな試みで視聴者を楽しませる。

画像: 【注目ポイント③】シーズン3配信開始!彼女たちが最後に選ぶ未来とは!?

 決して完璧ではないキャラクターたちの紡ぐ物語が多くのファンの希望や道しるべとなってきた『Lの世界』シリーズ。各キャラクターが人生の新たなフェーズへと突入していく中で、素直さと自信を持って生きるために、それぞれが選択するパートナーや人生は?

 アメリカでは、オリジナルのNY版リブートとなる『Lの世界:ニューヨーク(仮題)』の制作の話が進められているというので、まだまだ“Lの世界”は続いていく予定。シリーズ最新作となる『Lの世界 ジェネレーションQ』シーズン3は、4月21日(金)からHuluプレミアにて独占配信(字・吹)が開始。シーズン1、2Huluにて配信中。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.