毎年4月22日の地球のことを考えて行動する日「アースデイ」。今回はそんなアースデイを祝して、日本で真っ先にビーチフレンドリー処方を採用するなど、環境保全に力を入れる大人気日やけ止めブランド「ALLIE」を取材。サステナビリティへの取り組みを聞いてみた。(フロントロウ編集部)

サステナブルに生まれ変わったALLIE

 日やけ止めブランド「ALLIE(アリィー)」は、2000年のブランド誕生以来、すぐれた機能性と美しい仕上がりを兼ね備えた日やけ止めブランドとして高い人気を誇っている。

画像: サステナブルに生まれ変わったALLIE

 そんなアリィーが、時代に合わせた新しい美しさを提供するため、2022年に日やけ止め全品を一新。一部の国・地域・ビーチの規制に配慮した設計の「ビーチフレンドリー処方」を新たに採用し、パッケージには環境に配慮した素材を採用。自分自身と地球にやさしいサステナブルなブランドへと生まれ変わった。

 そこで今回は、地球環境について考え感謝し行動をする日「アースデイ」にともない、ALLIEブランド担当者の清田 雄介氏に、ALLIEのサステナビリティへの取り組みについて話を伺った。

画像: ALLIEブランド担当者の清田 雄介氏

ALLIEブランド担当者の清田 雄介氏

日本でいち早く「ビーチフレンドリー処方」を採用したALLIE

 日本製の日やけ止めにもよく含まれる「オキシベンゾン」「オクチノキサート」などの紫外線吸収剤。じつはこれらの化学物質は、紫外線から肌を守ってくれる一方で、サンゴをはじめとする海洋生物に危害を与える可能性があるとされており、パラオでは2020年1月、ハワイでは2021年1月より使用および販売が禁止されている。

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 そのため、日本で大人気の日やけ止めが、海外のビーチでは使えない…ということもしばしば起こっていた。そんななか、環境に配慮した「ビーチフレンドリー処方」を大手メーカーでいち早く取り入れたのが、ALLIE(アリィー)。

画像2: 日本でいち早く「ビーチフレンドリー処方」を採用したALLIE

 清田氏はビーチフレンドリー処方を採用した経緯について、「一部の国・地域における日やけ止めの規制が非常に多くなっているなか、やはり日やけ止めブランドのALLIEとしては、どこでも使ってほしいという想いがありました。そのため、環境に配慮した設計をつくり始めたのが経緯にあります」と話す。

じつは開発に3年もかけた「ビーチフレンドリー処方」

 しかし、ビーチフレンドリー処方に変えることは、みんなが思っているほど簡単なことではない。清田氏は、「じつはこれらの規制されている紫外線吸収剤は、日やけ止め成分といえばコレというほどメジャーな成分なのです。なので、これらのメジャーな成分を取り除いて、今までと同じUVカット効果を実現しなければなりませんでした」と開発の難しさを告白。

 また、ビーチフレンドリー処方に変えたことで新たに「白浮き」という問題も発生したという。

画像: じつは開発に3年もかけた「ビーチフレンドリー処方」

 清田氏は、「とくに難しかった点としては、白浮きですね。とても白くなるんです。こんなの絶対に塗れないよねってなりましたが、そこをなんとか白浮きせず、使用感も良く、それでUVカット効果も高いという、この3つのポイントをお客様に使っていただけるようなところまでもっていくのが非常に難しかったです」と説明。

 従来のALLIEの使用感や仕上がりを保ちながら、規制に配慮した設計にするために、なんと100回以上の試作を重ねながら、3年以上の時を経てようやく完成した処方だと明かした。

それでもやり遂げたい「サステナブル」への想い

 そんな難しい製品開発のなかでも、ビーチフレンドリー処方にこだわったのは、少しでも環境に配慮した日やけ止めを手に取って欲しかったから。

画像1: それでもやり遂げたい「サステナブル」への想い

 ALLIEのブランドメッセージでもある『ひと塗りから、世界を想う。美しさつづく。Think Sustainability, Be Beautiful.』に込めた想いについて、清田氏は「サステナブルと聞くと、なんだかハードルが高いなと思われがちですが、日やけ止めをただ毎日塗るという行為そのものを、なるべく環境にいいものにする。自分だけじゃなく世界も一緒に思いながら日焼け止めを塗っていきましょうという想いを込めています」と説明する。

 実際にALLIEの製品は、ビーチフレンドリー処方なだけでなく、日やけ止めでは珍しい紙製のパッケージを採用したり、チューブやキャップにバイオマスプラスチックを採用したりと、日やけ止めを使うときだけでなく、使用後ごみになる外装まで環境に配慮した設計になっている。

画像2: それでもやり遂げたい「サステナブル」への想い

 さらに製品にかかわること以外にも、さまざまな環境への取り組みも行なっている。

今年も開催される「Think Sustainability Action2023」

 ALLIEでは、肌の美しさを追求するとともに、環境への取り組みとして「Think Sustainability Action」を展開しており、2年目となる今年は「Think Sustainability Action2023」と題し、さまざまな施策や取り組みを実施する。

 とくに目玉となるのは、clusterにおける世界初、化粧品ブランドによる常設のメタバース空間「ALLIE BEAUTY UP ISLAND 〜みんなで一緒に美しくなる島〜」。

画像1: 今年も開催される「Think Sustainability Action2023」

 バーチャル空間でのごみ拾いがリアルな世界の清掃活動につながる「バーチャルビーチクリーン」を体験できるほか、様々なバーチャルイベントの開催や、商品情報や最新ムービーをいつでも閲覧できるBeauty Up Salonを設置。ゲーム感覚でサステナブルなアクションができる。

 ほかにも、海洋プラスチックゴミ回収装置 「シービン」の設置や寄付、PEANUTSとコラボしたアップサイクル限定商品の発売、6月8日(木)の世界海洋デーには、環境保全団体の方と一緒に行なうビーチクリーン活動やワークショップイベントなども予定しているという。

画像2: 今年も開催される「Think Sustainability Action2023」

【Think Sustainability Action2023① 環境デー イベントの実施】
・3月22日(水)世界水の日 海洋プラスチックごみ回収装置「シービン」の設置式
・4月22日(土)アースデイ メタバース空間ALLIE BEAUTY UP ISLANDでのイベント
・6月8日(木)世界海洋デー ビーチクリーン活動やワークショップイベント
・7月17日(月)海の日 ビーチクリーン活動やワークショップイベント

日焼け止めを「塗らなきゃ」から「塗りたい」へ

 肌をキレイに環境にも配慮したビューティサステナブルな日やけ止めブランドに生まれ変わったALLIE。今後はブランドを通じてどのような社会を作りたいかについて清田氏は、「ALLIEとしては、日焼け止めを“塗らなきゃ”から“塗りたい”へと変えたいと考えています」とコメント。

画像: 日焼け止めを「塗らなきゃ」から「塗りたい」へ

 続けて清田氏は、「日やけ止めって、自ら塗りたいというよりは、何かを塗らなきゃ焼けてしまうというイメージが強いと思うのです。そのため、ALLIEとしてはサステナブルな製品づくりはもちろんですが、お客様にキレイになってもらいたいという部分も非常に大切にしていますので、日やけ止めを塗ったほうがキレイになれる、焼けない、そして環境にも配慮している。この大きく3つを通じて、日やけ止めを塗りたくなる社会を作れたらなと思っています」と明かした。

パッケージ・香りにも徹底的にこだわったALLIE

 ALLIEの日やけ止めは、ビーチフレンドリー処方に生まれ変わっても、みずみずしい感触、ベタつかない、白浮きしないという使用感の良さはもちろん健在。

画像1: パッケージ・香りにも徹底的にこだわったALLIE

 それに加えて「パッケージデザイン」や「香り」にも徹底的にこだわっているそうで、製品魅力の追求にも余念がない。清田氏は、「ALLIEとしては、ただの日やけ止めというよりは、思わず手に取りたくなるオシャレな日焼け止めを目指しています」とコメント。

 「オシャレなパッケージデザインもそうですが、あえて日焼け止めには珍しいトレンド感のある香りを使用するなど、どうしたらこの商品が塗りたいと思ってもらえるかというところにぶれることなく、いろいろこだわりを持って作っています」と明かした。

画像2: パッケージ・香りにも徹底的にこだわったALLIE

 そして最後に清田氏は、サステナビリティと製品魅力の両方を突き詰めていくことについて、「日やけ止めを塗るのは面倒くさいなとか、気を遣わなきゃいけないみたいなものより、やっぱり使いたいと思えたほうが、その先その人の人生が明るくなると思うのです。サステナブルであることに関しても、結局は全部つながっていて、地球も自分も一緒にキレイになれれば、それだけでより豊かで幸せになれると信じています」と締めくくった。

 ひと塗りから、世界と肌を想うALLIE。サンゴや海洋生物に影響を与える紫外線吸収剤の使用が規制されてない日本国内で、大手メーカーとして先陣を切って「ビーチフレンドリー処方」を採用することは、大切な海を守るための大きな一歩。

 とくに毎日使う日やけ止めは、単なる“ビーチ”だけの問題ではない。お風呂で洗い流した日やけ止めは下水処理場を通って、すべて海に流れ出ている。たかが日やけ止めと思うかもしれないけれど、私たち消費者一人ひとりが意識を変えれば、社会を変えることだってできる。地球環境と私たちの肌の未来のために、この機会に海にやさしい選択をしてみては。(フロントロウ編集部)

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