2022年に破綻した暗号資産取引所FTXの仮装通貨を違法に宣伝した罪で複数のセレブが起訴されるなか、唯一、シンガーのテイラー・スイフトはFTXとの契約を断っていたと米Insiderが報じている。
(フロントロウ編集部)

暗号資産の誘惑に負けなかったテイラー・スウィフト

 俳優のリンジー・ローハンやシンガーのオースティン・マホーンといった複数のセレブが仮装通貨(暗号資産)を違法に宣伝した罪で起訴されるなか、FTXを支援したセレブを訴えた投資家の代理人を務める弁護士のアダム・モスコウィッツ氏が、先日、ポッドキャスト『The Scoop(原題)』に出演し、シンガーのテイラー・スイフトだけが、詐欺行為への加担を回避したセレブだったと明かした。

 FTXは2022年11月に破綻。翌月の12月にはCEOのサム・バンクマン=フリード容疑者がバハマで逮捕され、アメリカに移送後は2億5000万ドル(約330億円)の保釈金を支払って保釈された。現在はカリフォルニア州の自宅で軟禁状態にあり、今後の裁判で証券詐欺、マネーロンダリング、贈収賄などの罪で有罪判決を受けた場合、100年以上の禁固刑が言い渡されると見られている。

画像: 暗号資産の誘惑に負けなかったテイラー・スウィフト

 モスコウィッツ氏は番組の中で、多くのセレブはFTXが法律に違反しているかどうかの確認を怠っていたと主張。「私が知るなかで、正当性を確認したのはテイラー・スイフトでした」と語った。

 米Financial Timesは、FTXは2022年にテイラーに接近し、彼女のツアーに1億ドル(約135億円)のスポンサー契約を持ちかけたが、その交渉は最終的に破綻したと伝えている。モスコウィッツ氏によると、スポンサー契約を持ちかけられたテイラーは、交渉の際に「これが未登録の証券ではないと言い切れますか?」とたずねたという。

 ちなみに、テイラーのこの賢明な判断を知った実業家のイーロン・マスクは、自身のツイッターで「ちっとも驚いていない。テイラーは賢いし、彼女の父親(※)は有能な投資銀行家だからね」と称賛している。
※テイラーの父スコット・テイラーは、元米国三大投資銀行のひとつであるメリルリンチで30年ものあいだ、株のブローカー業務や投資に関わってきた。 

 テイラーは父親ととても仲が良く、2008年にリリースしたシングル「The Best Day(原題)」で「I have an excellent father, his strength is making me stronger (私には素晴らしい父がいて、彼の強さが私を強くしてくれる)」と歌っている。もしかしたら、今回報じられた件の裏で父からの助言があったのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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