約30億円！史上最も高価な新車
ロールス・ロイス･モーター･カーズが発表して話題になったスーパーラグジュアリーカー「ボートテイル」。価格は2,800万ドル（約30億円）で、史上最も高価な新車となる。
「ボートテイル」は、「ファントム」と同じプラットフォームをベースに、V12エンジンを搭載。「現代の海のデザインに深い理解を示す」というテーマが掲げられ、Jクラスのヨットや「ボートテイル」と呼ばれる往年のロールス・ロイスにインスパイアされている。
ロールス・ロイスは近年において、ユーザーの平均年齢が43歳と若年化している現状に対応するべく、単なる自動車メーカーにとどまらない、ラグジュアリーな世界をリードするブランドになるという新ブランドアイデンティティを発表。
それに伴い裕福層の常連客に対応するため、「オートクチュールに相当する自動車」と言える、完全オーダー制度であるコーチビルド部門を設立。その新鋭部門の第1号であり、3組の顧客と共に4年の歳月をかけて製作した特別な新車が「ボートテイル」だ。その3組の顧客うちの1組がジェイ・Zとビヨンセだと英The Telegraphが報道している。
ロールス・ロイスは顧客情報には口を閉ざすことで有名で、約30億円の「ボートテイル」の所有者は発表されていない。しかしThe Telegraphによると、この車両のディテールにはビヨンセとジェイ・Zの好みが反映されているという。
インテリアには愛娘の名前が
ロールス・ロイス「ボート テイル」の所有者は、米国の音楽業界にいる夫婦と噂されており、エクステリアは海を想起させる吸い込まれそうな真っ青なカラー特徴的だが、インテリアにもブルーのレザーが使用されており、その色の名称は彼らの娘と同じBlue Ivy（ブルーアイビー）とされているとThe Telegraphは報じている。
現時点ではまだ噂の段階だが、ビヨンセの総資産は2022年時点で5億ドル（約655億円）と言われ、 ジェイ・Zの総資産は13億ドル（約1,700億円）と言われており、夫婦の総資産は約2,350億円！ さらにはクルマコレクターとしても名高いジェイ・Zとビヨンセ夫妻にとって、30億円の車の購入も余裕だろう。
はたしてこの世界で最も高価な特注「ボート テイル」で夫妻がドライブする姿が見られるのだろうか。
（フロンロウ編集部）
