ヘンリー王子が戴冠式で“どこ”に座るのかに注目が集まる
5月6日(現地時間)に開催されるイギリス王室のチャールズ国王の戴冠式に出席することが正式に発表されたヘンリー王子の席次が注目を集めている。
国王の次男という立場を考えると“家族席”に座るのが順当だが、そうもいかない事情がある。それには、2020年3月末をもって王室を離脱したヘンリー王子がインタビューやドキュメンタリー番組、著書などを通じて王室を批判したことが原因で家族とギクシャクした関係にあることや、フルタイムで公務をこなす「Working Royal(ワーキング・ロイヤル)」ではないことが大きく影響している。
英The Expressは、王室のスタッフが不仲を噂されるヘンリー王子と兄のウィリアム皇太子を完全に引き離すために最善を尽くしており、メディアにツーショットを撮られないよう、2人の席を遠く離すことを計画していると報道。また、約10年間にわたってヘンリー王子の母ダイアナ元妃のバトラー(執事)を務めたポール・バレル氏は、ヘンリー王子はウィリアム皇太子よりも「10列うしろに座る」と英The Sunに証言しているが、ここにきて新たな情報が。
米Page Sixの取材に応じた関係者によると、ヘンリー王子は戴冠式当日に自分がどこに座るのかまだ知らないという。この関係者は、「ヘンリー王子は席順について何も聞かされていませんが、10列目に座るとはとても思えません。ヘンリー王子はチャールズ国王をサポートするために出席することにしたんです。彼にそれ以上のことを求めるのは無理があります。何らかの意図を持っているわけではなく、ただ戴冠式に出て、(終わったら)帰るだけです」と語っている。
なお、Page Sixは、ヘンリー王子は戴冠式への出席を決断する前にバッキンガム宮殿に席順について確認したが、宮殿からの回答はなかったと伝えている。(フロントロウ編集部)