ディズニーの“公式”アカウントだとツイッター社が認めたアカウントが、放送禁止用語を使ったツイートを連発。じつは金色の認証マークがついたこのアカウント、パロディアカウントだった。(フロントロウ編集部)(フロントロウ編集部)

ディズニーの偽アカウントに公式マークを誤付与

 イーロン・マスクがツイッター社(現X社)を買収してから混乱が続いている。ツイッターが導入する認証バッジをめぐっても問題が絶えないが、今回、「@DisneyJuniorUK」というアカウントを巡ってトラブルが。

画像: ディズニーの偽アカウントに公式マークを誤付与

 4月24日に、ディズニーが小さな子ども向けに展開する「ディズニージュニア」の英公式アカウントとして、企業や組織に与えられる金色のバッジを付与された同アカウントは、突然、Fワードと呼ばれる米放送禁止用語を使いながら「嘘だろ」「誰か頬をつねってくれ」とツイート。さらにアカウントのトップには、「足フェチ」について言及したツイートや、黒人に対する差別用語を使ったツイートが固定されていた。

 実はこのアカウントは、Disney Juniorの名前を冠しているが、公式とは何ら関係のないパロディアカウント。アカウントの画像には、アメリカの公式アカウント「@DisneyJunior」と同じディズニージュニアのロゴが使用されており、公式との見分けがつきにくい。ディズニージュニアのイギリス版は2020年に終了しており、同アカウントは2021年から長期にわたって英公式のふりをして、ディズニーに関する虚偽の情報を発信してきた。

 今回はツイッター社がパロディアカウントに誤って公式マークを与えてしまったようで、各所からの通報を受け、現在、「@DisneyJuniorUK」のアカウントは凍結されている。アカウントを作ったとみられる人物は、個人アカウントで「ディズニージュニアUKに正義を」という意味のハッシュタグを立ち上げたほか、「@DisneyJuniorUK_」という新アカウントも立ち上げたが、こちらもすでに凍結されている。(フロントロウ編集部)

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