ファッションの祭典メットガラでドレスが被る
毎年5月の第1月曜日にファッション・エキシビジョンのオープニングイベントを兼ねてメトロポリタン美術館にて開催される、ファッションの祭典メットガラ。2023年のメットガラのテーマは、2019年に亡くなった故カール・ラガーフェルドを称える「Karl Lagerfeld:A Line of Beauty(カール・ラガーフェルド:美のライン)」で、「カールに敬意を表して(In honor of Karl)」というドレスコードで行なわれた。
ファッションの祭典ということで、他のアワードよりも個性的なスタイリングで登場する人が多いメットガラ。そんなメットガラで、まさかの衣装が被るというハプニングが発生した。
今回衣装が被ったのは、俳優のオリヴィア・ワイルドと中国版Vogueの編集長であるマーガレット・チャン。2人ともバイオリンドレスと呼ばれる、1983年に発表されたクロエ(Chloé)のドレスを着用し、そこにアレンジを加えた。
オリヴィアはバイオリンドレスとマッチさせるように、イヤリングとアームカフをゴールドに統一。シンプル・イズ・ベストなスタイルでメットガラに登場した。
一方のマーガレットは、ブラックのバイオリンドレスをチョイス。裾には長いトレーンをつけ、アクセサリーはシンプルなものをチョイス。サングラスをかけてアバンギャルドな雰囲気に仕上げた。
被りドレスといっても、さすがメットガラ。同じドレスでも、オリヴィアとマーガレットはここまでも違う雰囲気に仕上げ、それぞれの個性が表現されたドレスへと変貌を遂げた。(フロントロウ編集部)