本日6月2日(金)より全国公開の話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択(原題『WOMEN TALKING』)』で、キャリア初のアカデミー賞®受賞となったサラ・ポーリー監督の特別インタビュー映像が到着した。

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』監督インタビュー映像

 2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれたベストセラー小説『WOMEN TALKING』をベースにし、本年度アカデミー賞®脚色賞受賞、作品賞ノミネートを果たし、これまで世界の賞で56賞を受賞、151賞にノミネートした映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。

 日本公開を迎えた本日6月2日、本作でキャリア初のアカデミー賞®を獲得したサラ・ポーリー監督のインタビュー映像が到着した。

 原作を読んだときに「自分の私生活においても世界観においても多くの疑問が頭をもたげました」と当時受けた衝撃を語ったポーリー監督は、「私たちの生きる時代は多くの間違ったことがまかり通っています」とコメント。

 そして、脚本から、演出、俳優陣の演技まで、非常に高い評価を受ける納屋での会話については、「今の権力構造、力の不均衡、暴力による害悪など、あらゆることに言及」しているものであると同時に、「意見を異にする人同士が、新たな世界と新たな道を創造するためにじっくりと腰を据えて話し合う様」を見せることが重要だったと話す。「そういう議論が可能であるということが一縷の希望となります」。

 先に解禁されたキャストインタビューで、クレア・フォイは「この作品は糾弾や報復を描くものではありません」と、ジェシー・バックリーは「映画で描かれる価値観は男女共に教育で教え込まれたことであり、村の上層部がその立場を保持できるように流布している教義でもあります。だから男女共に既存の教えを捨て去り、新たな価値観を学ばなければならないのです」とした。また、原作を読みオプション権を獲得してブラッド・ピット率いるPLAN Bに持ち込み映画化を実現させたフランシス・マクドーマンドは、「ジェンダー間の政治闘争の『これから』について議論しようとしている物語」だと位置づけている。

 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は劇場公開中。(フロントロウ編集部)

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