フィアットの新型ミニバン「ドブロ」がリリース。5人乗りの「ドブロ」および7人乗りの「ドブロ・マキシ」があり、1.5l BlueHDiディーゼルターボエンジンを搭載する。モータージャーナリストの佐藤久実と、フロントロウの大柳葵理絵編集長の女性2人で、新型ミニバン「ドブロ」を試乗し、その感想を対談形式でお届け!

イタリアらしいデザイン!フィアットの新型ミニバン「ドブロ」

画像1: イタリアらしいデザイン!フィアットの新型ミニバン「ドブロ」

 フィアットの新型ミニバン「ドブロ」のエスクテリアは、フィアットブランドらしい丸みを帯びた造形ながら、ブラックで各部をコーディネートし、精悍で力強い個性を演出。

 ルーフレールを標準装備し、リヤゲートはガラス部のみを開けてラゲッジにアクセスすることができるなど、デザインと実用性を両立させた装備となっている。そして、ブラックカラーでシックにコーデイネートされた室内にも、実用的な装備や収納スペースを備えるのが特徴。

画像2: イタリアらしいデザイン!フィアットの新型ミニバン「ドブロ」

佐藤久実:まずフィアットにはどんなイメージを持っていますか?

大柳葵理絵:フィアットのイメージはまず、ポップでかわいい。コンパクトカーの中でも運転しやすく高性能で、オリジナリティあるデザイン性も魅力的ですね。

佐藤:独特な世界観がありますよね。何といってもフィアット500のイメージが強いと思います。その派生モデル、そしてパンダもあり。かわいいけど、ちょっと小生意気なところもあって。いずれにしても、コンパクトカーのイメージがありますが、今回のドブロは今までとは雰囲気が違いますね。

ミニバンがあれば、ライフスタイルが広がる!

画像: ミニバンがあれば、ライフスタイルが広がる!

大柳:ドブロはミニバンですが、世界的にSUVの人気が続いているなか、ミニバン市場はどうですか? SUVと比較すると、より多くの人が乗れて荷物もより積めるところが人気なのでしょうか?

佐藤:そうですね。日本では軽自動車に次いでミニバン人気が高いです。多くの人が乗れるということと、子供がいるファミリーだと、ベビーカーや自転車もそのまま載せられる。あるいは、ゴルフバッグやスポーツギヤなどを積んだり、室内スペースそのものを趣味の部屋みたいに使えたりできるのも魅力。フィアットのミニバンってシンプルじゃないですか。いい意味での道具感があり、気を遣わないで色々と活用できそう。

デザインはさすがイタリア!ディテールにも注目して

画像1: デザインはさすがイタリア!ディテールにも注目して

大柳:ミニバンって聞くと箱のようなデザインの印象が強いですが、ドブロに関しては違いますよね。四角ではなくて柔らかい曲線のデザインがスタイリッシュに見えます。そしてやはりディテールが凝っている。そこがイタリアブランドということでしょうか。

佐藤:国産車にはないデザインですよね。フロントからサイドにかけて、バンパー下が黒になっていて、柔らかいのに力強さもある。また室内ではシフトがダイアルになっていたり、シンプルで実用的なのにオシャレさがありますよね。

画像2: デザインはさすがイタリア!ディテールにも注目して

ライフスタイルや趣味がより楽しくなる広々空間

大柳:サーフボード、スノーボードもこのまま入れられるので、こんなにたくさん積めるクルマがあったら行動範囲や趣味が広がりそうです。

佐藤:フロントガラスが広いから気分的な開放感もあるし、視認性が高いから安全性にもつながりますが、実際に試乗してみていかがでした?

大柳:まず天井が高くて解放感もあるし、横幅も広々としていて見切がいいので運転しやすかったです。あとは通常だとミニバンの後部座席は圧迫感がありますが、それがドブロでは感じないというのは大きいですね。

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佐藤:ドブロの2列目は独立シートになっているから快適ですね。ミニバンの3列目って、狭くて前方や外の景色があまり見えないので閉塞感や圧迫感があるけれど、ドブロはシアターシートのように、後方に行くほどヒップポイントが高いから抜けが良いし、空間自体が広いし、ヘッドレストの隙間から前方視界もあるから快適です。

大柳:とくに長距離には必要ですよね。景色が見えるから酔いにくそう。実は私はキャンプ歴10年のガチのキャンパーなんですが、ドブロがあったらキャンプ生活がかなり快適になりそうだなと思いました。荷物も積み放題だし、天候が急に悪くなってテントが立てれないほどの雨天時でもシートを倒して数人でも寝ることができるし、行ける場所も広がりそうです。ドブロのシートを倒すと、かなり広々としていたので驚きました。

画像2: ライフスタイルや趣味がより楽しくなる広々空間

佐藤:3列目のシートは取り外すこともできます。それをどこに置くかという問題は置いておいて、外すとかなり広々とした空間になります。開口部も広くて、中のスペースも有効に使える。私は海へSUPに行ったりするのですが、例えば外出先で着替えができるのはとっても便利だと思います。

大柳:男性はあまり気にしないかもしれないですけど、女性にとってはそういったところも嬉しいですね。荷物を積むだけではなくて、この空間の中で数人が集まって色々な事をすることができる。例えば小さなテーブルを置くとか、ペットを連れていくこともできる。そのくらいスペースが広々としていて、できることの可能性を広げてくれますね。

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環境にも配慮した“クリーンディーゼル”

佐藤:カーボンニュートラルに意識の高い読者の中には、ディーゼルにネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、クリーンディーゼルはほとんどすすの出ない、環境にやさしいエンジンです。電気自動車はまだ航続距離や充電インフラの問題もあり、長距離ドライブだと電欠の不安や充電の煩わしさもあります。ディーゼルエンジンは、力強くてガソリンエンジンよりも燃費が良いのが特徴。ミニバンやSUVなど車重が重いクルマや、ロングドライブ志向の方には選択肢としてありですね。

画像: 環境にも配慮した“クリーンディーゼル”

大柳:デザインもイタリアブランドのフィアットだからきちんとしていて、それでいて気楽に室内空間も楽しめるのが素敵ですね。これだけの積載量があり大人が7人も乗れるのに、外見が巨大に見えないのも女性にとってはポイントが高いです。運転しやすく扱いやすいのもいいですね。スタイリッシュなミニバンで、ライフスタイルを自分好みにアレンジできるクルマだと思います。

佐藤:ドブロは、アクティブに動く人や、趣味、ライフスタイルに合わせた使い方をして、さらにライフスタイルを豊かにしてくれそう。「ジブン時間」と趣味を堪能するオトナの遊びゴコロを楽しめるクルマです。

撮影:Naoto Hayasaka

佐藤久実 Profile
モータージャーナリスト/レーシングドライバー
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
日本モータージャーナリスト協会会員

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