トニー賞授賞式に参加した俳優のルピタ・ニョンゴは、自分の体を模った鎧のような胸当てを着用して注目を集めた。(フロントロウ編集部)

ルピタ・ニョンゴがトニー賞授賞式に参加

 ニューヨークのユナイテッド・パレスで行なわれた、第76回トニー賞は、アリアナ・デボーズが司会を務め、ミュージカル部門の作品賞を『キンバリー・アキンボ』、主演男優賞をジェイ・ハリソン・ジー、主演女優賞をヴィクトリア・クラーク、助演男優賞をアレックス・ニューウェル、助演女優賞をボニー・ミリガンが受賞した。

画像: ミュージカル部門の主演男優賞を受賞したジェイ・ハリソン・ジーと、演劇部門の主演女優賞を受賞したジョディ・カマー。

ミュージカル部門の主演男優賞を受賞したジェイ・ハリソン・ジーと、演劇部門の主演女優賞を受賞したジョディ・カマー。

 主演男優賞を受賞したジェイと、助演男優賞を受賞したアレックスは、ノンバイナリーということを公言しており、トニー賞で初めてノンバイナリーを公言している俳優が主演&助演男優賞を受賞し、歴史に名を刻んだ。

 そんなトニー賞授賞式には、人気セレブが出席したのだが、そこで注目されたのは、映画『ブラックパンサー』シリーズでお馴染みのルピタ・ニョンゴ。毎度個性的なスタイリングでアワードに出席するルピタは、今回のトニー賞授賞式にシルバーの鎧のような胸当てを着用して登場。

画像: ルピタ・ニョンゴがトニー賞授賞式に参加

 じつはこの胸当て、ミーシャ・ジャパンワラというパキスタンのアーティスト兼ファッションデザイナーが、ルピタ自身の体の型を取って作ったもの。ミーシャの作品は、人の外見に対する劣等感を拒絶して再構築することを目的としており、人々がありのままの身体で自由に存在することが受け入れられるべきだという主張を込めて、人の身体や顔をリアルに記録している。

 実際に自分の体を模った胸当てをつけてトニー賞授賞式に参加したルピタは、「ミーシャが作ってくれた、私の体をモデルにしたこの胸当てを身につけることができて、光栄で、謙虚で、強くなれ、元気が出ました」と自身のインスタグラムで感想を語り、このスタイリングを「恥ずかしくない体外離脱の体験」と称した。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.